会話式小説
□子供から見た親
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トランクス「あいてて…」
悟天「あっトランクスくん来た！…どしたの？」
トランクス「朝からパパに殴られちゃって…」
悟天「たんこぶ出来てる…何かしたの？」
トラ「ラボの奥からママの昔の写真が出て来たから、見てたんだ。そしたらパパが…」
クリリン「それだけでか？」
トラ「うん。きっと機嫌悪いんだよ。ママが“おんなのこのひ”だから…」
ヤムチャ「ブッ」
悟天「おんなのこのひ？いつも女の子じゃないの？」
トラ「そ〜なんだけどさ、パパもママも“おんなのこのひ”になると機嫌が悪いんだ。」
悟天「…へぇ。大変だね」
クリリン「…なんでその日だって分かるんだよ？」
トラ「だいたい…ママがチョコばっかり食べてて、パパが機嫌悪かったらそうだよ。」
悟天「ふぅん。僕のお母さんはいっつも怒ってるからなぁ。毎日おんなのこのひかも。」
クリリン「いや、それは違うと思うぞ。」
トラ「今日なんか写真見てただけで殴られるしさ。」
クリリン「…そりゃ写真に問題があるんじゃね〜のか？なんの写真だったんだ？」
トラ「え〜とね…若いママとヤムチャさんが写ってた。」
ヤムチャ「ブブッ」
クリリン「…それだよ…」
トラ「パパに、見て見て！って言ったんだ。ママ、かわいかったからさ。そしたらゴツンだよ…」
ヤムチャ「…」
トラ「だから『パパおんなのこのひなの！？』って言ったら、もう一発殴られた。」
クリリン「…」
悟天「え〜かわいそう」
トラ「パパ手加減ナシだかんな…写真も取り上げられちゃったし。」
クリリン「写真て、たくさんあったのか？」
トラ「うん。ヤムチャさんと写ってるヤツが多かったけど、ママの水着のもあったな。」
武天老師「なに！？水着じゃと！！」
クリリン「いきなり入って来ましたね…」
トラ「あと、悟天と一緒に写ってると思ったら悟天のパパだった。めちゃくちゃ似てるな〜」
悟天「え〜！見たい見たい！」
トラ「無理だよ…パパに取られちゃったし…」
クリリン「まてよ。写真はどこにあったんだ？」
トラ「ママのラボの…奥の方。おもちゃの絵のダンボールがあったから、おもちゃかと思ったんだ。」
ヤムチャ「…ダンボールか…」
プーアル「まぁまぁヤムチャ様元気出して…」
トラ「ママにしては珍しく、綺麗にガムテープでとめられてたから、余計に気になって。」
クリリン「…それって…」