会話式小説
□奥様たちの午後
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チチ「家の人はいねぇのけ?」
ブルマ「トランクスは学校だし、父さんと母さんは旅行よ。ベジータは重力室でしょ。」
18号「あの男は変わらないね。」
チチ「旅行だなんてうらやましいだ…」
ブルマ「あら、孫くんの瞬間移動があれば、温泉だって一瞬じゃない。」
チチ「それじゃ風情がないってもんだ。」
18号「金がかからなくていいじゃないか。」
チチ「オラはもっと…一緒に買い物に出かけたり、一緒の時間を楽しみたいだよ。」
18号「買い物は一緒じゃないのかい?クリリンは要らないって言っても付いてくるよ。」
ブルマ「いいわねぇ。ベジータなんて一緒に連れ出すだけでも一苦労よ。」
チチ「んだな。ベジータさは大変そうだ。」
ブルマ「まぁ、可愛い所もあるんだけどね…」
18号「へぇ。どんな所だい?意外とドMとか。」
チチ「ブブッ」
ブルマ「チチさん大丈夫?まぁね、自分を痛めつける所なんかはMよね〜。」
18号「夜はどうなんだい?」
ブルマ「完全にSね。ドSよ。」
チチ「やっぱりか…」
18号「やっぱりって?」
チチ「悟空さも、そういう所あるだよ。」
ブルマ「えぇっ!孫くんが!?」
チチ「んだ…止めてけろって言ってもやめてくんねぇし…家に居る時は毎晩だ…」
ブルマ「そっちもなのね…お察しするわ。」
18号「ベジータはソレっぽいけどねぇ。孫悟空もか。サイヤ人ってのはみんなそうなのかね?」
ブルマ「う〜ん。どうかな?でも体力に差がありすぎるから大変よ。ってか聞きたくないけどクリリンはどうなの?」
18号「アイツは遠慮しすぎなんだよ。いちいち聞いて来るのがウザイよ。」
ブルマ「あぁ〜でしょうね。」
チチ「でも、クリリンさは優しいし、気も付くし子煩悩だし言う事ねぇべ?」
ブルマ「そうよね。花とかプレゼントしてくれそうだし…」
18号「鼻はないよ?」
ブルマ「花よ花!!」
18号「あぁそれね。まぁ…よく買ってくるけどね…もうちょっと自分に自信持って貰いたいね。」
チチ「オラは悟空さにもうちょっとマメになって欲しいだよ。」
ブルマ「私は…そうねぇ〜優しい言葉とか、言って貰いたいかも!」
チチ「そうだ。ブルマさ、何かそういう薬とかないのけ?」
18号「薬?」
ブルマ「優しくなるとかマメになるとか?そんなの……ッ!無理じゃないかも…」
チチ「ほんとけ!?」
18号「へぇ!?」
ブルマ「ちょっと待ってて。2、3日で作りあげるわ。」
チチ「楽しみだな。」
18号「ブルマの笑みが不安だよ…」