SSベジブル
□ラブラブ
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「ねぇ?2人はラブラブ?」
C.Cにパンを連れて遊びに来ていた御飯とビーデル。
2人に、保育園年長さんになって益々ブルマに似てきたブラが聞く。
「う、うん。ブラちゃん、そんな言葉知ってるんだね。」
少し照れながら御飯が言う。
つい先日、父にも問いかけた。
「ママとパパはラブラブ?」
「…なんだソレは?」
「パパそんな事も知らないの?」
ブラはやれやれといった風に肩をすくめる。
保育園に行くようになってたくさんの言葉を覚えたブラ。
覚えた言葉はすぐに使う。
「ラブラブっていうのはね、"すごく仲良し"って事なの!わかった?」
腰に手を当て下から父親を覗く。
最近は仕草もブルマにそっくりだ。
「で、どうなの?」
「…知らん。ブルマに聞け。」
ブラの覚えてくる言葉は、自分の知らないものも多かった。
トランクスの時はどうだったか…
男と女の違いからなのか、関わり方の違いからか、ブラにはどうも困惑する事が多い。
その後、ブルマにも同じ質問をし、納得したように笑顔で帰って来ていた。
『ラブラブ=すごく仲良し、か。まったく、不必要な言葉は多すぎる…』
自分に知らない事があるのは気に食わない。
ベジータはまた一つ地球の言葉を覚えた。