SSベジブル
□An Ideal Husband
〜理想の夫〜
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カプセルコーポレーションで女3人お茶しながら理想の夫について語った日から3日目。
ブルマから呼び出しがあった。
カプセルコーポレーションについたチチと18号は、ブルマのラボに案内された。
「おまたせ。コレが例の薬よ。」
ブルマが差し出したのは小さな小瓶に入った、3色の液体。
「これが…」
チチと18号はまじまじと見てみるが、それはちょっと色づいているだけの液体だ。匂いもない。
「左がベジータでしょ。真ん中が孫くん。右がクリリンの。」
左から薄く、赤、黄、青の色が付いている。
ブルマの説明は、難しくて理解出来ない所もあったが、各個人のDNAから個性を強める薬を開発したらしい。
要はベジータのDNAから抽出した薬を飲めば『男らしさ』、悟空なら『優しさ』、クリリンなら『尽くす気持ち』を全面に出す仕様らしい。
「命に危険はないのかい?」
18号の問いにブルマはにっこり笑って答える。
「大丈夫よ。前に手に入れた媚薬が元だから、危ないモノじゃないわ。それに効果は3時間ってトコかしら。」
「そんなもんか。」
「まぁ、お試しだな。」
どれにする?
と言う言葉に2人はゴクッと喉を鳴らし、慎重に手に取った。
チチは青色の『尽くす気持ち』の瓶を。
「悟空さにいっぺん尽くされてみてぇと思ってただ。」
18号は赤色の『男らしさ』の瓶を。
「クリリンには引っ張って行く強さが必要だね。」
それを見て、ブルマは黄色の『優しさ』の瓶を取った。
「決まりね!!」