会話式小説

□興味がある話
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武天老師「あの尻で…」

クリリン「多少強引な方がいいのかな…」

烏龍「結局ギブアップすんのはブルマだけどな」

武天老師「…」

クリリン「…」

烏龍「アイツ等年中発情期みたいなもんだしな…」

武天老師「…なんじゃ、烏龍。さっきから知ってるようなモノ言いだな。」

クリリン「そうだよ。…お前もしかして…!」

烏龍「た、たまたまだよ!アイツ等TPO考えないからさ」

クリリン「ほぅ。」

武天老師「話せ。」

烏龍「…秘密だそ。オレ、殺されちまうからよ。」



………

クリリン「武天老師様!鼻血が!」

武天老師「そういうお前こそ…鼻…無いのぅ。」

クリリン「しかし…」

武天老師「そんな話聞いてからだと余計に…」


花火に照らされるブルマを見ながら妄想する3人。

武天老師「酔わせて浴衣姿が乱れるのが見たいのぅ…」

烏龍「絶対秘密だぞ!そんなのバレたらベジータに殺されちまうから…」

ベジータ「誰がなんだって?」

3人の目の前、ちょうどブルマが見えないように降り立つ。

烏龍「ヒッッ!!」

クリリン「いや、あの…ブルマさん、相変わらず綺麗だなぁって…ハハ…」

ベジータ「…チッ」
ベジータ「オイブルマ!ちょっと来い」

ブルマ「えっ!?何よ!ちょっと!降ろしなさいよっ」

ベジータ「お前がそんな格好でいるからだ。下品な。」

ベジータはブルマを抱いて高度をあげる。

ブルマ「下品って…浴衣でおしとやかじゃない。」

ベジータ「……。」

ブルマ「なによ。何が気に入らないのよ?」

ベジータ「……あれだ。…下着が…」

ブルマ「下着?」

ベジータ「……透けて…」

ブルマ「あぁ、下着ってショーツ?」

ベジータ「…白に黒は無いだろう…」

ブルマ「分かった?ま、上は付けてないから透けないと思うけど」

ベジータ「なんっっ…!?」
あたふたして落としそうになる。

ブルマ「やだ!落とさないでよっ」

ベジータ「お前が変な事言うからだ!!」

ブルマ「あら!ホントだもん。見る?」

ブルマが胸元をチラッと見せる。

ベジータは慌ててそっぽを向いた。

ベジータ「貴様…覚えてろよ。」

ブルマ「ウフ。望むところよ。」


ベジータに抱かれたままブルマは建物に消えて行った。



翌朝眠い目を擦りながら洗面所へ向かう烏龍の背後から低い声がした。

「花火になりたくなければここで見聞きした事は口外せん事だ。」
ニヤリと笑う男に言葉を失うと、コクコク頷いた。

ベジータ「もっとも…貴様の花火など汚くて見れたもんじゃないがな。」

ベジータが通り過ぎた途端、烏龍はへなへなと座り込んだ。

その日の午後カメハウスには、昨日の話は夢だったと必死の烏龍の姿があった。


―おわり―
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