SSベジブル

□An Ideal Husband
〜理想の夫〜
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「ン…うぅ…」

唇が触れ合う音と18号のくぐもった声が響く。

クリリンは18号の着ていたナイトウェアを破り、胸の頂を口に含む。

「あぁっ…」

舌で弄ばれ、身をよじる。

クリリンの手がショーツにかかる。

18号が抵抗する間も無く、いつも丁寧に脱がされるそれは、無惨にも破れ去り床に落ちた。


「はぁ…あ…」

中心に触れられ息が上がる。
指を沈められ、身体が震える。


クリリンの指が花の芽をこすりあげると18号は一際高い声で鳴いた。


「いやらしい女だな。もうイッたのか。」

指に付いた蜜を舐め上げる、クリリンのその仕草に眩暈を覚えた。


『こ、コイツは危険だ。』
思うも体が動かない。


息も整わぬ間に、後ろを向かされる。

クリリンは抵抗しようとする18号の手首を掴み、肩に歯を立てた。

「うぅっ!!」


肩の痛みと共に、下半身にも衝撃が走る。


激しく突き立てられ、声を我慢する事が出来ない。


『なんだコレは…』


自身に触れる手も、顔も、身体も、中で動くモノも、全部クリリンのものなのに、アイツと…ベジータと…身体を重ねているような錯覚に陥る。


「…18号…」

耳元で囁く声は、クリリンのもの。

「クリリンッ」


18号は何度目かの絶頂に身を震わせ、クリリンも果てた。


2人は床に身体を横たえ、息が整うのを待った。


18号はゆっくりと起き上がり、クリリンの顔を見る。

いつもは…
恐る恐る、まるで壊れモノを扱うように触れてくる夫。

「大丈夫?」、「気持ちいい?」いちいち聞いてくるのが恥ずかしく、嫌だと思う事もあった。

男が、気遣いながら行為をするのが、大変な事だと…自分に対する愛情の証だと改めて気付く。

「バカだよアンタ。」

呟いて2度目のシャワーに向かった。



「それにしても…ベジータはいつもあぁなのか?ブルマは大変だな…」

2度とゴメンだ。


そう呟いて思い直す。



う〜ん。
あれはあれで有りかも…?

ごく、極、たまになら…




18号さんの場合
―おわり―
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