ささげもの
□いつか来るって、わかってたのに
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チェインは７体くらいだろうか。
トランプ、マッドベイビー、蟲・・・・
いろんなチェインがいる。
「マッドハッターはつかうなよっ！」
「分かりましたヨっ」
剣を振り下ろす音と同時に聞こえる
禍々しい悲鳴。
アヴィスに堕ちていくチェイン。
楽勝だな━。
そうおもったそのとき、
俺に下ろされた黒い鎌のようなチェインの手。
よけきれない━！
「危ない！！」
どんっと体を押され
血に染まるブレイクが見えた。
「・・・げほっごほごほっ
ずいぶんと手荒なことをしてくれますネ。
彼を傷つけるのは許しませんヨ！！」
真っ白の服が真っ赤に染まる。
口から流れる鮮血。
相当ひどい怪我をしているはずだ。
「一発でしとめてあげますヨ」
「やめろ、ブレイク！
そんなことしたら体が━！！」
「ゴメンナサイ、ギルバート君」
砂塵と化すチェイン。