ささげもの
□それさえも叶わぬ夢?
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「ふー・・・」
疲れた、と布団にダイブ。
この城には給仕が少ないせいか
個室が一人ひとりに与えられている。
5年間つかってるものの
部屋のことはあまり分かってない。
壁にある小さなふすま。
壁にある紐。
まあ、そんなことはどうでもいいのだが。
寝巻きに着替え
ふう、と蝋燭を吹き消そうとした
そのとき
がらり、とふすまが開いた。
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