ささげもの

□Happy even jealousy
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乱暴にブラウスを開けられボタンが飛ぶ。
上着で腕を固定され身動きが取れない。
「レイヴっん、ふっ・・・んんっ・・・ぁんっ」
「俺はギルバートだと、前に言ったはずだよな・・・?」
あごに手を沿え私を見てくる君の目は
嫉妬と悲しみで満ちていて。
「れ・・・ギルバート君っ・・
私なんか悪いことしましたカ・・・っ?
お願いデスっ謝りますカラ・・・っ
こんなの、やめてくだサイっ・・・!」
涙を流しても今の君には届かない。
胸に手を伸ばし激しい愛撫。
跳ねる体につけられる所有印。
前戯もほどほどに蕾に手を伸ばされる。
「やっ・・・!ぁ゛っや、めてっ・・・
っふ、ぅうっ・・・っ、あっ・・・」
抜かれる指にあてがわれる熱。
無理矢理ねじ込まれる熱に伴う鈍い痛み。
涙とともに内股をつたう紅。
「ぃあ゛っ・・ふぁっ・・ぅ゛うっ・・・あ゛っ・・・ギルバートく、っ・・・!」

大好きな君がどうして
私を傷つけるの?
「ゴメンナサイ」そういえば
また笑顔を見せてくれますか?
「大好き」って照れながら
私を抱きしめてくれますか━?


激しい律動に意識をほとんど奪われる。
白濁を放たれればその欠片も奪われて
閉じ行くまぶたの隙間から見えたもの。

それは君の頬に伝う、涙。
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