Original

□悪戯
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暇そうに神崎宅でゴロゴロする大学生兄貴's



「なぁー侑太郎…久しぶりにアレやらね?」

悠哉は怪しげな笑顔で言った

「あー…久しぶりにやるか!!」

と侑太郎の同意で二人は
質の悪い悪戯に出掛けて行った。



−−−−−−−−−
−−−−−−
−−


悠哉と侑太郎は今真剣にターゲットを探していた。


「うーん…あ!!あの帽子の子は??」

「あれは真面目そうじゃね?」

「ダメだな…あっちのショーパンの子は??」

「友達と居るだろ…」

「うわぁ!!ダメだ!!あ!!!あれ!!」

「どれ?」

「遊び馴れてそう!!しかも一人!」

「あーナンパ待ちしてそうだな。調度いいや」

「うっわぁ待ってるのは許せん!!よし決まりぃ〜!!」

調度いいターゲットを見付けた二人は
質の悪い悪戯を実行するため腰を上げた。


−−−


二人はターゲットになってしまった女に近づき
悪戯を開始した


「ねぇ、君今一人??」

悠哉が瞬殺スマイルで話し掛ける。

「え?まぁ。」

「ちょっと付き合ってくんねぇかなぁ?」

毎度のことがら猫を被った悠哉に
感心しながら侑太郎は黙ってクールな連れを演じる。

「いいけど。何?」

「何ってもちろん、…ラブホ、この辺に無い?」

悠哉は意図的に声を低くして
女の耳元で囁いた。

「/////こっち…」

二人の作戦に見事ハマってっしまったた女は
赤くなりながら歩き出した。

「…パチンッッ★☆」

悠哉はわざとらしく侑太郎にウィンクした。
それに答えるように侑太郎は
悪戯な笑みを悠哉に向けた。


−−−−
−−

暫く歩き目的地へ到着。

「ここ…アタシよく使うんだ。」

女の言葉を合図に侑太郎が悠哉の手を握った。
そして悠哉が渾身の演技で

「わぁサンキュー!!助かったわ!!」

と無邪気な笑顔でお礼を言い、
それに続き侑太郎が悠哉の手を引きながら

「じゃぁ、これで。ありがとお嬢さん」

と女を置き去りにして二人仲良く
建物の中へ入って行った。


「え??………!! //////」

置き去りに去れた女は
自分が外見はいい二人にナンパされたと勘違いをして
少し自慢げに道を歩き、
ホテルに案内したらそこに置き去りにされてしまい
良く考えればば痛い女であることに気付き
顔を真っ赤にして足速にその場を立ち去った。


二人はその様子を建物の中から見て吹き出していた。


「アッハハハ!!ウケる!うわぁ久しぶりに楽しかった!!」

「あの自慢げな歩き方とか爆笑だったぁ!!!」


暫く笑い一息付いた所で悠哉が
侑太郎の手を引きホテルの奥へ進んだ

「は?!マジかよ!俺も?!うわぁ…嵌められた!!!」

悠哉は叫ぶ侑太郎を引っ張りながら
「俺の一人勝ち!!」と笑った。








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