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□シルフィードの配達人
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まごころ、とどけます。
【シルフィードの配達人】
最近、手紙かいてますか?
電話に電子メール。
連絡手段が豊かになってきたこの時代、ちょっとした出来事や急ぎの連絡事項を、手紙で書く人は少なくなったのではないでしょうか?
コトンッ
手紙がポストに落ちた瞬間。
送った相手は楽しい気分になったり、ドキドキしたり。
カタンッ
郵便受けにその手紙が届いた時。
受け取る相手は、まるで宝箱を開けるかのようなわくわく感があったり。
手書きの手紙と言うものは、受け取って嬉しい物であると思うのです。
今日は、そんな心のこもった手紙を届ける配達人のお話をしましょう。
電話も電子メールも無い世界。『シルフィード』
否。
正確には無いのではなく、『電波が届かない』世界なのだ。
シルフィードは、遥か上空、天空にあるのだから。
そんなシルフィードの住民達の連絡手段は、手紙である。
一口に手紙といってもその種類は多種多様。
今すぐ伝えたい緊急伝達事項であったり、誕生日を祝う時間指定のものであったり。
そんな住民の願いを叶えるのが『フィーネ』と呼ばれる郵便配達人である。
コトン・・・
今日も、フィーネの元に手紙が届く。
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