09/04の日記
22:25
君はまだ幸せに生きる未来を検索中? +
---------------
こんばんは、散歩に行こうと玄関を開けたら小雨が降って来て、まあいいや傘さして行こうかな、と思ったらいきなりバケツをひっくり返したような雨に見舞われた泉です。
何なんだお前、出歩くなってことか?(笑)
雷、相当近くに落ちたみたいで一瞬停電しかけました。
あまりにも一瞬過ぎて気のせいかと思ったらリビングの母がテレビの電源落ちたって騒いでいたので多分気のせいじゃなかった(笑)
皆様の所はいかがだったでしょうか?
仕事じゃなくて良かったと思う反面、休みの日に出歩けないのもつらいなあと思ってみたり(笑)
最近運動不足で内臓脂肪がついてきたので(苦笑)腹筋とウォーキングを始めた矢先にこれですよ全くもう(笑)
…あ、また落ちた。
さて、今日は落書きしようかな。
*首無
*狩臨
辺りを眩く染める閃光。
数秒後に響く地を裂く様な重低音。
「あ、また落ちた。」
窓に張り付いて、狩沢は楽しそうに笑った。
◆ ◇ ◆
それは、いつも通りのデートのはずだった。
新宿の臨也の家で、彼の淹れた紅茶を飲みながら、狩沢の持ってきた茶菓子をつまんで他愛ない話をする。
そんな、ゆったりとした空間。
それを打ち壊したのは、夕方から降りだした雨だった。
点々とアスファルトを濡らしていた小雨は、次第に雨足を増して。
次第には、『バケツをひっくり返した様な』という表現が似合う程の豪雨へと成長した。
「うわ、凄い雨」
窓硝子を激しく打ち鳴らす雨に、狩沢が驚いた様に目を丸くする。
そんな彼女に、臨也も「本当だ」と同意を示しながら立ちあがった。
二人で居る時は消されているテレビの電源を入れると、ニュース番組へときりかえる。
タイミング良く、画面の上の方にニュース速報が点滅した。
「…東京都全域に大雨警報が出たみたいだね…」
「マジでか」
臨也の言葉に驚いた様な声を上げる狩沢だったが、しかしその声は少々楽しげにも聞こえる。
「このままじゃ帰れないし…今夜はイザイザの家にお泊まりかなぁ♪」
むふふぅ、と楽しそうに笑った狩沢に、臨也は苦い笑みを浮かべた。
「ちゃんと送っていくから」
「ちぇー」
付き合い始めてもう一年以上になるが、狩沢は未だに臨也の家に泊まった事がない。
互いの家を行き来するまでにも、半年近くの歳月を要したのだ。後はなし崩しに…とはいかないらしい。
『吃驚する位プラトニックっすね!』と遊馬崎に言われた時は『イザイザってば晩熟(おくて)だからねー。抱きしめるだけであわあわするイザイザとか超萌える!』なんて笑いながら返していたのだが、狩沢としてはそろそろ家に泊まる位良いんじゃないかと思っていたりする。…勿論、遊馬崎に返した言葉は純度百パーセントの本心ではあるのだが。
「心配しなくても、嫌がるイザイザを無理やりどうこうする気はないよ?」
「いや、そう言う心配はしてないけど。どうこうされる気も無いけど」
そう言う問題じゃないんだよ、と。毎回はぐらかされてしまうのだ。
「でも、まあ。」
狩沢は思考を切り替える。
「送ってくれるって事は相合傘って事だよね、イザイザ♪」
「…っ///」
楽しそうに笑う狩沢に、臨也の顔は赤く染まった。
◆ ◇ ◆
不意に、向こうの空が明るく染まった。
数秒遅れて、地響きのような低い音。
ビクリと、華奢な肩が跳ねる。
「イザイザ?」
その様子を見て、狩沢が首を傾げた。
ゆっくりと、這う様な格好で臨也の傍に寄る。
再び空が明るく染まった。
同時に、バリバリ、と云う擬音が似合う程に激しい音が辺りに轟く。
どうやら傍に落ちたらしい。
テレビの電源が落ちて、蛍光灯が一瞬点滅した。
「っひ、」
引き攣った様な悲鳴、反射的に伸ばされた腕を掴んで、狩沢は臨也を引き寄せる。
「イザイザ、雷怖いの?」
「…かり、さわ、は。怖くないの…?」
「私は平気だよぉ。綺麗な形の稲妻を見た時は思わず見惚れちゃうし」
ニコニコと笑みながら、大人しく腕の中に収まっている臨也に、可愛いなあと心中で和む。
雷はまだ鳴り続けている。
徐々に遠ざかっている様ではあるが、臨也に取って近いとか遠いとかはあまり関係ないらしい。
縋りつく様に服を掴む指は、力が入り過ぎているのだろう。白く血色を失っている。
その指に熱を分ける様に掌を重ねながら、狩沢はにんまりと笑んだ。
「イザイザ、雷なんて気にならなくなっちゃう様な事、しようか?」
神鳴り
(差し詰め、イザイザと急接近する為に天の神が鳴らす福音ってとこかなぁ♪)
雷が怖い臨也君とか可愛くないですか?ってお話。
泉は狩沢さん派です。
稲妻綺麗だなぁ、と普通に窓辺に張り付いてます(笑)
最後狩沢さん意味深な発言してますけど多分何もしない。
耳元で可愛いとか愛してるとか囁きまくって臨也君が照れて照れて雷どころじゃなくなる位じゃないかな(笑)
多分雷は夜も続くので臨也君は悩みぬいた揚句狩沢さんを家に泊めると思います。
BGM:幸福な少年/GUMI(くるりんご)
前へ|次へ
□ コメントを書く
□ 日記を書き直す
□ この日記を削除
[戻る]