01/06の日記
23:36
椿
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椿の花が好きです。
白も好きですが矢張りイメージが強いのは紅色ですよね。
雪が似合う花だと思います。漢字でみると春告げの花ですが(笑)
神社とかお寺とかに生えているものは偶にとても背が高くて大きい物があるので、思わずまじまじと見つめてしまいます。
中々の壮観。
古椿の精とかいそうだな、とか思ってみたり(笑)
晴れ渡る冬の空に、真っ赤な椿は良く映える。
ぼんやりと窓の外を見つめながら、祈花はそんな事を考えていた。
「…暇ですねえ」
隣に座る後輩が呟いた。
それに頷いて、祈花は視線を外から部屋の中へと戻すと、テレビの左上に表示されている時計を見やる。
時刻はそろそろ9時になろうとしていた。
「…一時間、かぁ」
センターが営業を開始してから、それくらいの時間が経過しようとしているが、未だに一人として受付者が現れない。
いくら正月明けの平日で、一般的には仕事はじめの日とはいえ、開始一時間で受付者がゼロの日など、そうあるものではない。
「何なんですかねえ、コレ」
「ね。嫌な予感しかしないんだけど」
「全くです」
そんな会話をしながら、祈花は再び窓の外へ視線を移した。
あでやかに咲く椿の花と落ちる影。
ゆっくりと、彼女は席を立つ。
祈花にならって後輩も席を立った。
にこやかな笑みを浮かべ、彼女達は揃って口を開いた。
「「おはようございます、献血へのご協力ありがとうございます」」
終。
* * *
嫌な予感=午前中暇だと午後から忙しい、と云うジンクスがありまして。
ジンクス通り今日は午後から忙しかったです(苦笑)
午後から午前中の三倍以上来ましたからね。忙しかった割には数的にはいつもと変わらなくてなんか余計疲れたっていう(笑)
しかも終わりがけにいっぱい来るんですよね。いや、別に良いんですけど。残業確定ってだけなので(笑)
今回は仕事のお話だったので祈花さんで話を進めて見ました(笑)
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