02/27の日記

22:34
気持ちの代弁。(首無/静臨+α)
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泉の気持ちを祈花さんに代弁してもらった。

と、言う訳で。

*時間軸が何時かなんて考えたら負け。

*ナチュラルに付き合っているシズイザ。
*祈花さんが腐っている。
*ノリの良い紀田君。

*ほぼ会話文。

*時間軸が何時かなんて考えたら負け(大事な事なのでry

以上をご理解の上先へどうぞ。




in臨也宅。

「…ふぅ」

紅茶のカップを持ち上げたまま、祈花が溜息を吐く。

「?どうしたの、泉」
「(カチャ…)臨也君。…私が、絵理華ちゃんと同類なのは知ってるよね…?」

突如告げられた言葉に、臨也が目を丸くした。

「へ?ああ、うん。どんだけ設定盛るんだよって感じだけどね(笑)」
「まあね(笑)」

「それでね?最近…シズイザが身近すぎるせいか、あまり萌えなくなって来ちゃって…いや、飽きたとかそう云うのはあり得ないんだけどね。リアルでシズ君と臨也君が交際してるとかホント滾る!近くで観察出来る私超役得!とさえ思っている訳なんだけど」
「うん、ちょっと落ち着こうか」
「てか、それだけ熱く語れるのに萌えてないって言えるんすか?」

キッチンまで声が筒抜けっしたよ、と苦笑いを浮かべながら正臣がお茶菓子を持ってやってくる。

「紀田君。萌えにもいろいろ種類があるんだよ」
「そう云うもんですか?オレには分からないですけど」
「あー…まあ、分かったらそれはそれで何か嫌だけどね(笑)」
「で?それがどうしたのさ?別に、泉の妄想の中でだけなら実害も無いし気にしないけど」

臨也の言葉に、祈花は言っても良い物か…と考える様に数度唇を開閉させると、ゆっくりと話し始めた。

「うん…いつも通りのシズイザは大変美味しい。美味しいんだけど……最近…シズイザ前提、シズ君フルボッコからの正臨に非常に萌える自分がいるんだよねぇ…」
「ちょ、オレを巻き込まないでくださいよ?!」
「泉…正臣君は確かに可愛い部下だけど、それは流石にないって(呆)」

「分かってる…分かってるんだよ?紀田君には沙樹ちゃんがいるし、リアルではあり得ないと頭では解ってるんだけど…ネットでそんな呟き見ちゃったらこう…私の妄想脳がフル活動と云うか…ねぇ?」
「いや、ねぇって言われても」
「まぁ、あり得ないとは思うんだけど、無自覚でシズ君が臨也君を蔑ろにしちゃったり傷つけちゃったりして、落ち込む臨也君を紀田君が慰めている内に臨也君の心は紀田君に向かってました。的な。『シズ君ザマァwww』な感じで。ちなみに≪無自覚≫って云う所がポイントね」

祈花の言葉に、遠い目を見せる臨也と正臣。

「うわー…あり得ないけどあり得そうなのがシズちゃんの怖い所だよ」
「確かに…普段の臨也さんに対する態度を見てればあり得ないって分かりますけど、池袋での静雄さんしか知らない人からしたらあり得そうな話ですよね…」

「ね?むしろだからこそ見てみたい、と云うか…つまり好奇心?そんな訳で紀田君。お願いがあるんだけど…」
「はい?」
「臨也君に向かって、『シズ君の事なんて忘れてオレにしろよ』的な事言ってみてくれない?」
「ちょ、何言ってんの泉」
「別に良いですよ?」
「正臣君?!」

驚く臨也に正臣は馴れた様子で「良いんですよ」と笑っている。

「偶に狩沢さんとか沙樹に似た様な事頼まれるんで」
「あれ…沙樹ちゃんもそうだっけ…?」
「あれ、臨也君知らなかったの?偶に一緒にメイトとか遊びに行くよ?」
「そうなんだ…」

知らなかった、と呟く臨也に笑いながら、祈花は正臣に立ち位置の指示をすると、彼女的ベストポジションへと移動した。

「それじゃあ、紀田君、お願いします」
「分かりました」

* * *

カチャリと、銀色を回して扉を開ける。
エントランスやドアを壊されても困るからね、修理代結構バカにならないんだから、と言いながらコレを渡して来たあいつの顔は耳まで真っ赤で、何時だったか狩沢が言っていた「ツンデレ」の意味を理解した瞬間だった。なるほどこれか。

玄関には靴が三足。
男物が二足と、女物が一足。
確か紀田が来るとか言っていたから、男物の方は紀田の物だろう。
となると、もう一足は秘書の波江さんの物だろうか。それにしては少し小さい様な気がするが。

玄関で靴を脱いで、廊下を進む。
何か話し声が聞こえてくるな、と思いながらリビングへのドアを開けた俺は、一瞬何が起こっているのか理解できなかった。

ソファーの前に座る臨也、と。

「何で…何で静雄さんなんですか?!」

臨也の前で感情的に叫んでいる紀田。

紀田の言葉に、臨也は何も返さない。
心なしか、俯いている様にも見えた。

「オレだって…オレだって臨也さんの事ずっと見てたんです!オレじゃ、臨也さんの支えにはなれませんか?静雄さんみたいに、あんたの事悲しませたりなんてしません。だから…オレじゃ…駄目ですか?」
「あ゛?!」

思わず声が出た。
臨也を悲しませるってなんだ。
ずっと見てたって、オレじゃ駄目かって、どう意味だ。

オレの声に気付いた臨也と紀田が此方を見て「「あ。」」と綺麗に声を揃える。
不味い、と言った様な顔をして、とくに紀田の顔が見る見るうちに青褪めて行った。

「違うんです」とか、「これは」とか。
弁解の言葉を吐こうとする紀田に、ゆっくりと近づいた。

「あのね、シズちゃん」

おずおずと臨也が話しかけてくるが、手で制する。
怒りが限界を超えると、帰って冷静になれるのだと、俺はこの時初めて知った。

「紀田…お前、臨也の事狙ってやがったのか…?」

End.

「ちょ、こんな所で終わらないでくださいよぉぉおおお?!!!」
「いきなり何叫んでやがる。覚悟は出来てるんだろうなぁ?あ゛ぁ゛?!」
「うわぁぁあっ、ちょ。泉!説明して説明!!」
「コレはコレで美味しい…かも?」
「泉ぃぃぃいいいいいい!!!!」




正臣君終了のお知らせ(笑)
気付けば沙樹ちゃんまで腐らせてしまったごめんなさい(苦笑)

祈花さんが腐っているのは今回が特別なだけです。
普段は普通に臨也君至上主義な感じの普通の女の子ですよ(普通か?って突っ込みは受け付けない)

「そう言えば、呟きを見たのって沙紀ちゃんのアカウントだったような気がするなあ…」
「沙樹?!」

って会話を入れようと思ったけど入らなかったのは内緒(笑)

2月の最初で(多分)最後の更新がこれってどうなの(苦笑)

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