君と僕と牧場で。
□次のドアを開くまでに…
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ガチャ
「こんにちは〜」
僕はゆっくりと図書館のドアを開ける。本はあんまり見ないけど…ほとんど彼目当てで来ている…
【次のドアを開けるまでに…】
「やあ、いらっしゃい」
「ラグナおにいちゃん、いらっしゃ〜い」
「お邪魔します、ラッセルさんとセシリアちゃん」
「セシリア、もうこんな時間だよ。歯磨いて寝なさい」
「わかった〜」
「すいません、今寝かせます」
「寝かせなんてしなくていいですよ〜;;;」
実はもうとっくに閉館時間を過ぎている。しかし、彼はここを僕の為に開けてくれている。
***
「セシリア、もう寝ましたよ」
「別に、寝かせなくても…;;;」
「そりゃあ…ラグナとイチャイチャできないからね」
僕は赤面しました
「ラッ…ラッセルさん!」
「あはは、何か入れようか?」
「いつものでおねがいします」
「いつもの」というのはアツアツの紅茶にレモン、砂糖を1個の「ラグナ」専用お茶セットなのだ。
***