拍手編

□跡部景吾の風邪
2ページ/5ページ

ハックシュッ!!


…………。
なんだ。


跡「…あーん?」



ハックシッ!!




跡「グス…あーん?」

これは……。



ヘップシッ!!

跡「ズビッ。俺様の噂d…忍『風邪やろ。』




あーん?風邪だと?
忍足!何言ってやがんだ。
この俺様が?
毎日きっちり管理された食事、ジムと部活で運動をこなし、しっかり睡眠をとる俺様が?


忍『アカンアカン!!ポーズバッチリ跡部でも鼻垂らしながらはうーん、考えるのギリッギリアウトやろ。』


跡「ハックシュ!!」


忍『ひぃ!!汚いわ!!跡部鼻水っ!!』


跡「うるぜぇ…。」


きーきー騒ぎやがって。
テメェは女か。



忍『……ほんまに大丈夫か?』

俺様がここでくたばってたまるか。


跡「今日は絶対にくたばってらんねぇ理由があんだ…それは」


忍『景吾の坊ちゃまが風邪ひいたー、あ、それっ★
景吾の坊ちゃまが風邪ひいたー、あ、よいしょっ★
とてーも慌て湿布したっ★』


跡「…テメェ聞いてんのか?」


忍『あ、…うん聞いてるで?』



そう…今日という日で俺は…俺は


跡「テメェにはわからねぇだろうが…年に一度だけ主役に慣れる…」


忍『自分毎日主役や。24時間365日主役や。』



くそっ…確かに俺様はコンビニのように年中無休主役だ。



.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ