10/31の日記

17:07
40万打アンケにて
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セブさんがいかに夢主を心配したり大切に思っているかが見たい(要約)というお声をいただいたので、ギャグに染まった頭をフル稼働して書いてみた








目につく全てを救おうだとか。
世界平和のために駆け回るとか。
慈善活動に生涯をかけるとか。

そんな大それたことを願った訳じゃない。

世界一の金持ちになりとか。
誰もが羨む美貌がほしいとか。
歴史に残る偉業を為したいとか。

そんな欲にまみれたことを願った訳じゃない。


──ただ、君が、笑って暮らせる世界を──


自分の願いは、いつだって、それだけだった。






「セブー!!」

同じ制服を纏う君はいつだって、太陽より眩しい笑顔を向けてくれた。

「セブルスさんっ」

久しぶりに再会したお前は、出会った頃より幼い──けど記憶と違わぬ笑顔で、我輩の近くに居てくれた。

「セブさんセブさん!今日はですね──」

そして今。
誰も彼もが我輩を恐れ、距離を置くなかで、お前だけが、変わらずに接してくれる。

お前に、何をしてやれるだろう。

卑屈で卑怯で臆病者の自分は、お前に与えられるもなど何も持っていない。

何も与えられないなら、せめて、その身を守ろう。
何も与えられないなら、せめて、その心を守ろう。
何も与えられないなら、せめて、お前の全てを護ると誓おう。

「セブさん?どうかしました?」

「いや……何も。何もない」

首を傾げる愛しい存在に触れ、何もないと繰り返す。

無垢な瞳を、明るい笑顔を、彼女が纏う陽だまりのような空気を。
泣きたくなるほど愛しい存在を、何をしても──何を捨てても、護ると誓う。

「うーん……本当ですか?本当に何もないです?無理してません?」

「ああ、本当だとも。我輩は随分と信用がないようだ」

「そっ、そういう事じゃないですよ!」

違うんですと慌ててフォローしようとする、その動きが可笑しくて、それすらも愛おしくて。

身振り手振り付きで「如何に信用しているかプレゼン」なるものを始めた彼女を見つめながら、心の中で呟いた。



──……お前を守るためなら、自分は何にでもなろう。












……わざわざコメント下さった方へ
ご期待に添えず本当に申し訳ございません……

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