06/08の日記

20:05
前記事の妊娠話
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を、書こうとして挫折したもの


 タイムトラベルから甦りまで経験し、ちょっとやそっとじゃ驚かないぞと心がひじょーに強くなった今日この頃ですが。

「にんしん……妊娠? えっ、間違いじゃないですよね!?」

 さすがにこれには驚いた。あたしより驚きに弱いセブさんは、驚きすぎてコメディアンのような顔をしていた。



 魔法界屈指の戦争から、気付けば十年が過ぎようとしていた。天才ハーマイオニーを筆頭に友人の殆どが偉くなり、結婚した同級生が一人二人と子供を産み家族を増やす中、あたし達は二人家族だった。当然嫌なわけじゃないし、不妊の心配もしていない。トムは気難しいから産まれたくなるまでに暫くかかるだろうと思っていたし、ウチには可愛い梟と吸魂鬼もいる。毎週誰かが訪ねてくるから家はいつも賑やかで、寂しさとか感じている余裕なんてなかった。
 心配は、ただひとつ。産まれることを願われないこと。あたしがどれだけ願っても、トム本人が願ってくれなきゃ、あたしは一生母親になれない。
 でもまあそれをトムが選ぶなら、それはそれでいいかなって。セブさんと二人、若いうちに世界旅行でもしちゃおうかなーってふわふわした計画立て始めたタイミングでこれだよ。さすがトム! そうだよね、旅行は一緒に行きたいよね!

「ってことでママンになりました。いえい」

 このおめでたいニュースを、週末遊びに来たルーピン夫妻&シリウスに報告したら。

「っー!! そういうのは!」
「先に!」
「言っておけ!!」

 三人に、揃いも揃って怒られた。ちなみにセブさんは部屋の隅で読書中。毎日毎日飽きもせず大量の育児本を読み耽っている。ひょっとしたら、子供を産むのはセブさんなのかもしれない。心なしかお腹も出てきてるような……?














挫折理由:つわりが始まる頃とか妊婦特有の症状がわからん…本を読んでも体験しないとイマイチしっくりこない。体験予定は全然ない。これは書けない……無念

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