メイン(雅季長編)
□Twilight Highlight 三年後ストーリーA
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「……由羽」
「由羽?」
名前を呼ばれてる事に気付いて、はっとした。
「あ…」
隣を見るとマサキ君が私の顔を覗き込んでいた。
し、しまった、
今はマサヤ君の試合の真っ最中。
なのに私はボーッとしていたようだ。
今日は大事な試合であり、マサキ君だけじゃなくタクミ君やマサヤ君の彼女のアキちゃんと共に応援しにきているんだ。
私は思わず
「あ、ゴ、ゴメン、
見入っちゃってたυ」
ごまかすように言うと、マサキ君の目が鋭く光った。
「本当に…?
じゃあ今誰がシュートした?」
マサキ君のその質問に思わず冷や汗が流れそうになる
「え…?
えっと、マ、マサヤ君でしょ?υ」