メイン(雅季長編)
□Twilight Highlight 三年後ストーリーC
1ページ/12ページ
…初めてマサキ君を拒絶してしまった。
今まで、私はマサキ君を拒んだ事なんてなかった
どんなマサキ君でも、マサキ君には変わりないのに
全てを受け入れようと思っていたはずなのに…
今まで見たこともないくらい、傷ついたマサキ君の顔が、頭から離れない。
私は自分が、マサキを拒絶してしまった事実に打ちのめされた…
――――
私達は、しばらくベッドの上で抱きしめ合っていた。
膝の上に乗った私の背中を、優しく撫で続けるマサキ君
さっきの激しさは消え去り、いつものマサキ君に戻っている。
穏やかな空気に包まれながら、私はずっと気になってた事を口にする。
「……マサキ君、
最近ずっと悩んでる。
ずっと気になってた…」
「……」
「マサキ君…」
「……外に出よう。
ちゃんと…話すから。」
そうして、マサキ君は鞄に何かを入れて、それを持って二人でアパートを出た。
そうして歩いて近所の広い公園まで行き、ベンチに並んで座る。
マサキ君は鞄からさっき入れていた何かを、私に差し出した。
「?」
「見てみて」