メイン(雅季長編)

□Twilight Highlight 三年後ストーリーA
2ページ/9ページ

私が動揺しながらそう言うと、マサキ君の隣にいたタクミ君が私に向かって小さく首を振った。



(えっ違った?!υ)



「ふーん…マサヤが得点入れないなんて珍しいね

…おかしいな」



その淡々としたマサキ君の口調と、冷ややかな目線にに、私の顔は思わず引きつる。



(い、いじわる…)


ごまかし切れないと悟った私は、正直に言うことにした。



「……
ごめんなさい…ボーッとしてました」



観念したようにそう言うと、マサキ君はクスッと表情を崩して



「最初から、そういえばいいんだよ」


と、私に優しい眼差しを向けながら頭を軽く小突いてくる。



「!」


…その行動に思わずアハッと顔が綻んでしまった。


その一部始終を見守っていたタクミ君は、呆れたように言う


「あのー…、

彼女に振られたばっかの俺の前でイチャイチャしないでくれる?」



い、イチャイチャ?!///



「由羽ちゃんとは久しぶりだし、俺も話したいよっ」



「…一分くらいならいいけど。」


独占欲丸出しのセリフを淡々と言い放ったマサキ君に対して、タクミ君は「おいおいっ!υ」と突っ込む。



(い、一分しか駄目なのっ!?///)



そんな言い合いをしてる中、私の隣で一生懸命声援を送り続けていたアキちゃんが、呆れたようにつぶやく


「みんな応援してよぉ…」



「…υ」



私は、慌てて試合に目を向けた
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ