メイン(雅季長編)
□Twilight Highlight 三年後ストーリーA
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私が動揺しながらそう言うと、マサキ君の隣にいたタクミ君が私に向かって小さく首を振った。
(えっ違った?!υ)
「ふーん…マサヤが得点入れないなんて珍しいね
…おかしいな」
その淡々としたマサキ君の口調と、冷ややかな目線にに、私の顔は思わず引きつる。
(い、いじわる…)
ごまかし切れないと悟った私は、正直に言うことにした。
「……
ごめんなさい…ボーッとしてました」
観念したようにそう言うと、マサキ君はクスッと表情を崩して
「最初から、そういえばいいんだよ」
と、私に優しい眼差しを向けながら頭を軽く小突いてくる。
「!」
…その行動に思わずアハッと顔が綻んでしまった。
その一部始終を見守っていたタクミ君は、呆れたように言う
「あのー…、
彼女に振られたばっかの俺の前でイチャイチャしないでくれる?」
い、イチャイチャ?!///
「由羽ちゃんとは久しぶりだし、俺も話したいよっ」
「…一分くらいならいいけど。」
独占欲丸出しのセリフを淡々と言い放ったマサキ君に対して、タクミ君は「おいおいっ!υ」と突っ込む。
(い、一分しか駄目なのっ!?///)
そんな言い合いをしてる中、私の隣で一生懸命声援を送り続けていたアキちゃんが、呆れたようにつぶやく
「みんな応援してよぉ…」
「…υ」
私は、慌てて試合に目を向けた