93
□宝物
1ページ/1ページ
彼はまるで太陽そのもの。
あらゆる光を凝縮したような黄金の髪。
真夏の青空に映える雲のような白い肌。
闇夜から青空へと変貌する狭間の朝焼けのような紫暗の瞳。
どれをとっても彼はとても綺麗だ。
ずっと、ずっと、憧れてた太陽。
−−−俺の、宝物。
折角手に入れた大切なモノだから、大事に大事に…俺だけの物にしたい。
メンバーで一番小さい俺の腕でも軽くまわしてしまえる程の細い腰を抱き締めたら。
俺はあの太陽に焦がされ、燃え尽きてしまうのだろうか。
それも、いいか。
彼で埋め尽くされるなら、ヒトツになれるかもしれない。
End
2010.9.13
……あれ?39??