リクエスト
□temptation
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人気の少ない公園を発見し、ベンチに座ってそれぞれ購入したものを口に運ぶ。
三蔵は宇治金時のかき氷、俺はタコ焼きとビール。
喉が渇いて一気飲みしたビールのお陰で少しは暑さが和らいだが、タコ焼きを食べた途端に暑さが戻って来る。
「暑ィ〜〜…アンタよくこんなもん着てるな」
「慣れだろ」
だらし無く胸元を広げた俺と違い、三蔵は着崩した様子もなく涼しそうに氷を頬張っていた。
あー、もっとビール買ってくれば良かった…。
「三ちゃん、氷一口頂戴?」
「やだ」
「いいじゃん。暑くて死にそう」
背もたれに寄り掛かると「仕方ねえな」と小さな呟きが聞こえ、胸倉を掴まれる。
引き寄せられるのと同時に、唇に冷たい感触。
すぐに離れた唇が名残惜しくて追い掛けようとしたが、紫暗に制された。
三蔵は一口氷を含むと、今度は首筋に唇を当てて来た。
ひんやりと冷たい舌で舐められ、背中がぞくりと震える。
俺は我慢出来ずに三蔵を膝に乗せ、唇を貪った。
「……ん、……っ」
細腰を引き寄せ、布越しに双丘を撫で回す。
「は……っ、ぁ…」
「責任、取ってくれるよな?」
耳元に囁くとビクッと震える細い身体を腕に閉じ込め、反応し始めた自身を押し付けた。
「アンタの所為でこんなだけど」
「……てめえの堪え性がねえだけだろ…」
「無理」
曝け出された白い首筋に噛み付き、強く吸って痕を付ける。
「んんっ」
「煽ったアンタが悪い」
俺は割れた裾に手を突っ込んだ。