めいん
□For your present
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「まぁンな怒るんじゃねぇよ…ンなもん後で俺が直してやっからよ」
「マジだろうな?直さなかったらマジぶっ殺すからな」
そんな会話をだらだらとしているが、今日は高杉の誕生日。アイツが言い出すまで銀時は自分からは言わないと決めていた。
しばらくして、やっと高杉がその話題を出してきた。
「そういや銀時ィ…今日は何の日かしってっか?」
「あぁ?」
口元をにやにやとさせながら銀時に話しかける。勿論わかっているだろ?と目で話しかけてくるように。
「はぁ…知ってるっつーの。今日はお前の誕生日だろ?」
仕方なくため息をつきながら素直に打ち明けた。珍しく素直な銀時に高杉は面白い物を見つけた子供のように内心はしゃいでいた。
「ホラ、お前にプレゼント。これわざわざ買ってきてやったんだからな。」
銀時が高杉に手渡したのは小さな小包。その小包はというと、小さいけれど、ラッピングされ、リボンが綺麗に巻かれていた。
銀時は意外にも手先が器用な為、ラッピングは銀時自身がしたと考えられる。
「へぇ…中々準備がいいじゃねぇか」
「当たり前だろ」