頂き物&捧げ物
□土銀
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「なんかねぇかな…」
正直、銀時は暇だった。
万事屋なんてしているけど、依頼者はごくたまにしかこない。
それに今は神楽も新八も買い物に出かけている。
帰りに駄菓子屋に寄ると言っていたから当分の間、帰ってこないだろう。
「はぁ…暇だな…」
ピンポーン
いきなり、インターホンの音がした。
―依頼者か?
そう思い、少しそわそわしながら出て行った。
そして銀時が勢いよく戸を開けた。
「どうもぉ、万事屋銀さんで――」
言葉をつまらせてしまった。
そこにいたのは土方だったのだから。