めいん
□アンタは誰のモノ?
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「銀時、今日はどこ行くんだ?」
「え?じゃあ俺甘味屋行きたい!」
「いっつもそればっかだな」
今日は3ヶ月ぶりの土方とのデート。銀時は電話で土方とのデートのことを聞いた時、顔に出る程笑顔となった。まあ、そのあと神楽に冷やかされたが。
いつものルートでいつも通うように行っている甘味屋へと辿りついた。
「じゃあ俺これとこれ。あと、この団子10本で。土方は?」
「あぁ?俺は別にいらねーよ。じゃあそれで頼む。」
店員が勘定に書き込むと、厨房のほうへ歩いて行った。
「そういや、何で今日デートなの?」
「ん?あぁ、なんとなく久しぶりにお前の顔見てぇなと思ってよ。」
カアアァァ…
銀時は土方の言葉に銀時の顔は真っ赤な林檎のように赤く染まった。土方は鬼の副長と呼ばれ、一見クールに見えるが、銀時からすれば、くさいただのヘタレだった。
―あぁ。ずっとこんな時が続けばいいのに―