めいん

□For your present
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今日、8月10日は高杉晋助の誕生日である。

爽やかな夏の空の下。外では蝉が五月蠅く鳴いている。そんな中、万事屋では銀時1人が家にいた。神楽と新八は用事があるとかなんとかでお妙の家に出かけていた。今日はそのまま泊まるらしいから今日は万事屋では銀時1人の生活になる。

「―あ。」

ふと銀時がカレンダーを見た。そこには、10日に○をつけている。これは銀時がつけた○であり、忘れないようにとつけたのに早速といわず忘れているのが銀時であった。

「やべ、忘れてた」

そう言って銀時は外へ出かけて何か渡すものを買いに行くことにした。高杉が来るというなら、時間は深夜1時から。それまでなら余裕で間に合うだろう。まあ、どうせ渡す暇もなく銀時は押し倒されてしまうだろうが。

「何がいいかな…」

キョロキョロと辺りを見回し、高杉にやれるものはないかと視界を広げるように見回す。

着物…は高いし…キセルはこの辺で売ってない…包帯とか…?は流石にないか…

あと、買える物なんて…

買う物がなく道端で困り果てた銀時はふと目に入るものがあった。

「あ…」
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