triangle(続く夢)
□episode3
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yukihiroが帰宅すると
いつも出迎えてくれるはずの河南の姿がなかった。
いつもなら
おかえりと笑顔を向けてくれるはずなのに…
静けさが残る家の中。
いないわけではなく
いるはずなのに気配がない。
外から見た時は
河南の部屋の電気が付いていたはず。
リビングだって電気が付いている。
おかしいと思い
河南の部屋のドアをノックした。
返事がないので開けてみると
そこにはベッドで眠っている河南の姿。
よほど疲れているのだろう。
そう思いドアを閉めようとした時
不規則な荒い呼吸が聞こえた。
河南の顔を覗きこむと
ハの字に下がった眉毛に
真っ赤な顔。
おでこに手を当てた。
y『熱い…』
それは熱を出して
眠っている河南だった。
yukihiroはリビングに戻ると
車の鍵を鳴らして家を出て行く。