釘L小説
□*お母さん
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おいは今仕事場にいるとです。
少しの休憩をもらってます。
目の前にはメンバーの皆さんがお仕事中の風景。
でもちょっと大変です…。
「正くーん!!これどーすんのー!?」
「はいはい、何?竜ちゃん。」
「おーい正〜これよくわかんねぇんだけどー」
「んー?どこがー、」
「ちょっと明君っ!今僕が正君に聞いてんの!!」
「俺だってわかんねぇから正に聞いてんだけどっ!!」
「竜ちゃん、ちょっとだけだから;;
ナカちゃんも落ち着いて;;」
「とりあえず正君は僕が先だから!」
「はぁ?!なんだそれ!こっちのが絶対重要だし!!」
「2人共落ち着いてって;;;」
「そっちはギターの事でしょっ!僕は歌詞の事だからこっちの方が大事なの!!」
「おまっ!バカ言うんじゃねぇよ!歌詞よりも曲のが大事だろっ!」
「ふ、2人共〜;;;」
はぁ…とため息をつきながらソファーのおいの隣に来た正さん。
疲れてるだろうに、と思ったけど…
ちょっと笑ってる?
「正さん、人気ですねー 笑」
なんておいが言うと困り笑いを浮かべて
「いやー、人気っていうかお母さんになりかけてる 笑」
と言ってお茶を一口飲む。
「確かに、大変そうっスね」
おいも笑う。
「でも大変て言うよりも平和な感じがするんだよねー。」
「? あの二人が喧嘩をするとですか?」
「うん。なんか“今日も平和だなー”って素直に思える風景なんだよね。」
ふぅん。
確かになんだか正さん、幸せそうに二人を眺めてる。
「微笑ましい光景ってやつですか。」
「そうそう。そんなかんじかな。」
「…じゃぁもう完全にお母さんじゃないですか。」
おいがボソッと呟くと正さんはクスクスと笑ってる。
「だいたいナカちゃんはさー…、ってケンケンっ!!!」
急に呼ばれてびっくりする。
お、おいなんかしましたっけ…
「正君の隣で何やってんの!!」
「え、えと、ちょっとお話をしてただけです…」
「こらっ太朗!ケンケンにまで当たるなっ!」
「だって正君の隣座ってるからっ!」