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□願い
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「お主に願い事を1つ叶えてやろう」

とベットで寝返りうっていた俺の前にソレは突然現われた。
「どわーっ!なんだお前は!」
「何、驚かなくてもよい」
驚くわフツー!
少し距離を置いてマジマジとソレを見た。
丁度手のひらぐらいの小判状の体に親指くらいの頭と手足背中には甲羅らしき物体。
亀だよな?どう見ても。
手(?)には杖。
2本足で立って宙に浮いている。
「普通の亀じゃねぇな」
「よくぞ分かった」
「分かるわっ!って事はモンスターか?」
「ヨシタケじゃ」
「名前?それともモンスターの?」
「ヨシタケじゃ」
「…はいはい。じゃあそのヨシタケさんが俺に何か用?」
「うむ先日助けてもらった者じゃがお主に願い事1つを叶えてやろう」
助けた?覚えてねぇな…鶴なら分かるけど。
ま、いいや
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