その他

□愛毒
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オ「・・・うん・・・ここは・・・?」

オプティマスは目を開けると
回りは機械だらけのどこかの基地であった。

オ「ん?動けない・・・」

立ち上がろうとすると
オプティマスの体は椅子に座っていて
蜘蛛の糸みたいな物で縛られていた。

オ「な、なぜだ・・・?」

「あぁなぁたぁはきっと、外ではちぃがぁう、かぁおぉなのでしょう・・・」

オ「!?」

突然向こうの方から歌が聞こえた。

「だぁかぁらぁこぁの手はそのつかぁれを、いぃやす為だけにぃ・・・あるのぉ・・・」

段々と歌声が近づいてゆき
手には器を持っており
赤紫色の煙を放っていた。

オ(あ・・・悪魔!?)

「フフ・・・目が覚めたのね
オプティマス」

オ「ブ、ブラックアラクニア!!?」

オプティマスはアラクニアの名を呼ぶと
アラクニアはニヤリと笑った。

アラ「はぁい・・・オプティマス・・・」

オ「アラクニア!ここはどこなんだ!?」

アラ「ここはメルトダウンの基地よ・・・」

オ「私をどうする気だ!?
まさか実験に・・・」

アラ「いいえ、別にあんたを危害を加えたりするつもりは無いわよ」

オ「じゃあ・・・」

アラ「あら?見て分からないの?これ」

オ「う・・・」

アラクニアがオプティマスに器を見せると
器の中はヤモリや蛙などの物が和えてあり
なんとも言えない匂いが放っていた。

オ「こ・・・これは何だ?」

アラ「見て分からない?
あんたの大好物のエネルゴンサラダよ」

オ「(絶対毒料理だろそれ!!)・・・それをどうするんだ・・・?」

アラ「そんなの決まってるじゃない
アタシの手料理をあんたに食べてもらうのよ」

オ「それを私に食えと!?」

アラ「だから言ったでしょ?
アタシの手料理を食べてもらうって」

オ「う・・・だったらなぜ
私の体に蜘蛛の糸で結び付けるんだ?」

アラ「だって逃げると思うから」

オ「ぐ・・・」

アラ「どうして逃げようとするの?
アタシはあんたの事が好きなのよ?」

オ「わ・・・私の事が・・・?」

アラ「そうよ、今まであんたにアプローチをしていたのもあんたの事が好きだからやっていたのよ」

オ「し・・・知らなかった・・・」

アラ「まぁ知らないのも仕方ないわよね
昔からあんたは鈍感だったもの・・・」

オ「く・・・」

アラ「あぁ、そうそう
あのうるさいちびな黄色い子は消したわ」

オ「!?バンブルビー!?」

アラクニアはバンブルビーの事を言うと
オプティマスは一瞬焦り
アラクニアを睨みつけた。

オ「アラクニア!君はバンブルビーに何したんだ!?」

アラ「あらやだ、そんなに怖い顔で聞かないでちょうだい
アタシの手料理を食べてあげただけよ・・・」

オ「!そんな・・・」

アラ「全く・・・いつもいつもオプティマスに引っ付いて鬱陶しい子だったわ・・・
でももう良いわよね
アタシがいるから・・・」

オ「!や、やめろ!」

アラクニアはそう言い終わると
オプティマスの所に近づき
料理をフォークで刺し
オプティマスの口へ運んだ

アラ「さぁ・・・食べるのよオプティマス!」

オ「むぐっ!・・・あ・・・」

アラ「・・・フフ・・・」

アラクニアは無理矢理オプティマスの口に料理を押し込み
苦しみ始めた。

オ「う・・・バ・・・ンブル・・・ビー・・・」

オプティマスは弱々しい声でバンブルビーの名を言うと
目を閉じ、気を失ってしまった。

アラ「・・・ウフフフ・・・アハハハハ・・・アハハハハハハハ!!!」

アラクニアは突然狂った様に笑い始めた。

アラ「ウフフフ・・・これでオプティマスは私の物よ・・・」

と、アラクニアはそう言うと
オプティマスの元に近づき
体に巻き付けてある蜘蛛の糸を取ると
オプティマスに抱きしめた。

アラ「もう誰にも邪魔されないわ・・・アタシのオプティマス・・・」
































サ「っていうのを考えたんだけど
どうかな?」

オ「う〜ん・・・どうって言われても・・・」

アラ「アタシそんなに病んでないんだけど・・・」

バ「てか僕死んでるし・・・」

オ「というかサリ
それは一体何なんだい?」

サ「あら知らないの?これは今流行りのヤンデレなのよ?」

アラ「ヤンデレ?」

バ「何それ?」

サ「ヤンデレっていうのは
その相手の人の事が好きなんだけど
自分の物にしたい程
つまり殺したい程好きな事をヤンデレっていうのよ」

バ「それって・・・ヤバいんじゃない?」

サ「ヤンデレも結構萌えるのよ?」

アラ「所で・・・何でアタシがヤンデレになってんよ?」

サ「なんとなくそんなイメージが・・・」

オバ「うん・・・」

アラ「うんじゃないわよ!」

サ「まぁまぁ・・・そんなに怒らないで」

アラ「たく・・・」

バ「所でアラクニア」

アラ「何よ?」

バ「アラクニアもオプティマスの事が好きなの?」

オ「え?」

アラ「な/////何よ!違うわよ!/////」

バ「顔が赤いよ〜」

アラ「う/////うるさいわね!!/////」

バ「でもオプティマスは渡さないよ〜
ね?オプティマス」

オ「あ/////う、うん//////」

アラ「死ね!オプティマス!!」

オ「なぜ私!?」





















終わり

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