その他

□恋人達のクリスマス
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今日はクリスマスの日
オートボット達のいる工場はクリスマスツリーやプレゼントの箱が飾られて賑わっていた。



























サリ「それじゃあ皆・・・」

5「かんぱ〜い!」

チーン

サリとオプティマス以外のオートボットの4人はグラスを鳴らすと
5人は和気あいあいと会話をし始めた

アイ「今年は色々大変だったね〜」

サリ「うん、でも皆がおかげで無事にクリスマスが出来たわ
皆ありがとう」

アイ「いやぁ、それ程でもないよぉ」

ラチ「そう言われると、ちぃと照れるな」

プロ「ふむ、大した事では無いである」

バン「・・・」

バンブルビーはぼうっと窓の方を眺めていた。

サリ「?バンブルビー、どうしたの?」

バン「え?あ、ああ・・・何?」

サリ「大丈夫?バンブルビー」

バン「う、うん!平気だよ」

サリ「なら良いんだけど・・・」

アイ「それにしてもさぁ〜
オプティマスも一緒にクリスマスが出来なくて残念だったね〜」

サリ「うん、残念だよね〜」

そう、なぜ彼だけがいなかったかというと
昨日ウルトラマグナスに大至急サイバトロン星に戻ってくれと言われていた
帰ってくるのは二日後とされ
クリスマスは一緒に出来ないと言っていた
それを聞いたバンブルビーは酷く落ち込んでいた。

プロ「ウルトラマグナスに呼ばれては仕方がないである」

ラチ「じゃが突然の呼び出しじゃったな」

アイ「でもさ、オプティマスの分も楽しまない?」

サリ「そうね、その方が良いかもしれないね」

4「あはははは・・・」

バン「・・・」

バンブルビーは皆と離れ
窓の方へ向かい窓を見つめていた。

バン(なんだよ・・・オプティマスと一緒にクリスマス出来ると思ったのに・・・ばか・・・)

バンブルビーは心の中でそう呟くと空を見上げた。

バン「・・・あれ?」

空を見上げた瞬間
白くて小さな粒が降ってきた。

バン「ね、ねぇサリ、これ何?」

サリ「え?あ!雪だ!」

サリは雪というとテンションが上がり
すぐさま窓の方へ向かい窓に張り付いた。

バン「雪?」

サリ「そう!冬になると降ってくるのよ!
去年は降ってなかったんだけど
わ〜今年はホワイトクリスマスだわ〜」

バン「雪・・・」

・・・ファンファンファン・・・

バン「!オプティマスだ!」

アサプラ「え!?」

突然遠くから消防車のサイレンが聞こえた
皆は違うと言おうとしたがバンブルビーは走り出し
外へ向かった。






















バン「・・・はぁ・・・はぁ・・・」

バンブルビーはドアの入口の前に立ち
走っていたせいか息を切らしていた。

バン「オプティマス・・・」

「・・・バンブルビー!」

バン「!」

遠くの方からオプティマスの声が聞こえた
バンブルビーは一瞬ドキッとしながらも前の方へ走って行った。


バン「オプティマス!」

オプ「トランスフォーム!
バンブルビー!」

バン「オプティマスー!!」

ギュッ

オプ「おっと!」

バン「おかえり!」

バンブルビーはオプティマスに抱き着き
おかえりと言った
オプティマスはいきなり抱き着いてきてよろめきそうになったがやや照れ臭そうに
ただいまと呟いた。

バン「ねぇ、ウルトラマグナスに呼ばれたから
明日帰るんじゃなかったの?」

オプ「ああ、実はな・・・」

ゴゴゴ・・・

バン「え・・・」

バンブルビーが上を見上げると
なんとそこにはエリートガード達が乗る宇宙船が降りてきたのだ。

ガー・・・

ウル「久しぶりだな、オプティマス、バンブルビー」

バン「え?」

オプ「お久しぶりです、ウルトラマグナス」

セン「ふぃ〜・・・あー寒々・・・
全く地球は変な物が降ってくんな・・・」

ジャ「そうかい?とても神秘的で素晴らしいじゃないか」

ファ「わ〜い地球だ〜!」

スト「またゲームがしたいな!」

バン「え・・・」

宇宙船から出て来た
ウルトラマグナスとエリートガード達
突然の出来事にバンブルビーはただ呆然と見ていた。

バン「オプティマス・・・これどうゆう事なの?」

オプ「実はこれは、サプライズなんだ」
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