その他

□チョコの作り方
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サリ「あ、そういえばもうすぐバレンタインデーだわ」

バ「バレンタインデー?」

ソファーでくつろいでたサリはハッとした顔で呟いた
バンブルビーは何それと頭を傾きながらサリに問いただした。

サリ「あのね、バレンタインって言うのは
2月14日の日に好きな人や友達や家族にチョコをあげる日なの
私は毎年バレンタインの日はチョコを作ってパパにあげるのよ」

バン「へ〜、そうなんだ」

サリ「ねぇバンブルビー、もし良かったらあなたもチョコ作ってみない?」

バン「え?何で僕も?」

サリ「だって、あなたは好きな人がいるんでしょ?」

バン「あ/////えっと・・・」

バンブルビーはサリに好きな人がいると言われ
顔を赤くした
サリはその様子を見てクスクスと笑った。

サリ「ふふふ、可愛いバンブルビ〜♪」

バン「ちょ、ちょっとからかわないでよ!」

サリ「ふふ、ごめんごめん
でも本当に好きな人がいるんでしょ?」

バン「う、うん、まぁね・・・何で分かったの?」

サリ「ふふふ、女の子の勘だよ」

バン「へぇ〜女の子って凄いんだ・・・」

サリ(そして腐女子の勘でもあるからね・・・)

ふっふっふ、と、サリは心の中でほくそ笑むと
ヒュー、と、段々と近づいて来る音が聞こえてきた。

バン「何?この音?」

「・・・ツー」

サリ「ツー?」

ガッシャーン!

バサ「!?」

メインルームの窓から打ち破って入って来たのは
ディセプティコンのメガトロンの部下であるラグナッツと

スタースクリームのクローンのスカイワープとラムジェットの3人であった。

サリ「ちょっと!窓ガラス打ち破んないでよ!」

バン「てか何で場所知ってるの!?あとなにこの組み合わせ!?」

色々とツッコミたい所はあったが
まず一番やばいのはバンブルビー以外のオートボット4人がいなかったのだ

オプティマスは偵察にラチェットは船の修理
アイアンハイドは画材道具を買う為一度サイバトロン星へ帰り

プロールは自然を観察すると言い森へ出かけて行った
絶対に二人じゃ勝てないと思ったのだが
とりあえず攻撃の構えをすると

ラグナッツは待てと切り出した。

ラグ「待つッツ!オレッチ達は攻撃しにきたんじゃないッツ!」

バサ「はぁ?」

バンブルビーとサリはそう聞くと
首を傾げながら攻撃を構えるのをやめた。

サリ「じゃあ何しに来たのよ?」

ラグ「お前の言っていているバレンタインチョコの作り方を教わりに来たッツ!」

バサ「え〜!?」

ラグナッツの発言に驚いたバンブルビーとサリ
しかしラグナッツは驚いてる2人を無視して話を続けた。

ラグ「さぁオーツトボツト、チョコの作り方を教えろッツ!」

サリ「ちょっと待ってよ!
何で私があんたにチョコの作り方教えなきゃいけないのよ!?」

ラグ「お前達の会話を盗聴器で仕掛けて聞いてたッツ!だからッツ!」

バン「うへ〜、嫌なストーカー・・・」

サリ(う、私も同じ事してるからあまり強く言えないなぁ・・・)

バン「所でさぁ、そこのクローン達もサリにチョコの作り方を教わりに来たの?」

バンブルビーはクローンの二人に尋ねてみると
スカイワープは指をもじもじとしながらうん、と、首を頷いた
ラムジェットは腕組みをしてふん、と、首をそっぽ向いた。

スカ「お、教えてくれる?」

ラム「べ、別にぼくちんは教わりに来た訳じゃないもん・・・」

バン「はぁ、どうするサリ?」

サリ(て事は、他のBLカップルが増えるって事!?キャ〜!)

バン「サリ?」

サリ「え?あ、こ、この工場をめちゃくちゃにしたり
私達を攻撃しなければ教えてあげても良いけど・・・」

スカ「本当?サリお姉ちゃん?」

サリ「お・・・(お、お姉ちゃんだなんて!!!
なんて可愛い子なの!!!
見た目はスタースクリームだし年は明かにスカイワープの方が年上だけど

でもなんて可愛すぎるの!!
この子は最高の萌えキャラだわ!!!)」

あぁ〜、と、左胸を押さえて悶えると
バンブルビーや3人はその様子を見て汗を垂らし
やや困惑していた。

バン「あの・・・サリ?」

サリ「は!あ、ごめんごめん・・・」

「スワープ!!」

ガッシャーン!!

5「!!?」

ラグナッツ達が壊した窓の隣の窓をまた壊して侵入して来たのは
チームダイノボットの仲間のスワープであった
突然の出来事に5人はポカンとしていた。

バン「ちょ・・・何でスワープがここに!?
あ!まさかサリをまたさらうの!?」

スワ「ス・・・スワープ!」

サリ「え?違うの?」

スワープはジェスチャーでサリに何かを伝えてみると
サリはえ〜っと、と、スワープの動きを見ながらなんとか答えてみた。

サリ「自分も、サリにチョコの作り方を教わりに来た・・・
え〜!?スワープも〜!?」

スワ「スワワープ!」
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