パラレル
□タイムカプセル
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ドッドッド・・・バタン!
抱「うわーん!ウラえもーん!!」
裏「だーれがウラえもんだ「うわーん!」
歯「てゆーか、その眼鏡どうしたのさ?」
抱「100ショップで買ってきた、うわーん!ウラえもーん!!」
裏「ってまた初めからかよ・・・」
抱「ペチュニアンが酷いんだよー!」
歯「ペチュニアンって何・・・?」
抱「ペチュニアンが、空き地の土管の上でリサイタルをやるんだよー!うわーん!ってリサイタルって何?」
裏「さぁな」
抱「自分で言っておいてアレなんだけど、僕も分からない」
裏「3秒ぐらいで良いから、少しは物考えて喋れよ」
抱「うん、分かった、来週からそうする」
歯「随分長い前フリだったけど、何が言いたいの?カドルス」
抱「うん、あのね、タイムマシーンを埋めようかと思ってね」
甘「タイムマシーンを〜?」
表「埋める?」
歯「どういう意味?」
抱「フフフ、これを見よ!」
シャキーン!
表「金庫・・・?」
抱「お母さんが新しい金庫を買ったから、そのお下がり」
裏「その金庫と埋めるはどう関係あるんだ?」
抱「だから、さっきから言ってるじゃん、このタイムマシーンを大切な物をいれて、未来に送るんだよ!」
裏「そんな事は一言も言ってねぇよ」
歯「あー誰も言わないから仕方なしに言うけど、カドルスが言いたいのはタイムマシーンじゃなくてタイムカプセルだから」
抱「そうそう、そのカプセル怪獣」
甘「え〜怪獣を埋めるの〜!?」
歯「いや、怪獣は埋めないから、未来に驚異を与えるな」
表「ねぇ、タイムカプセルって何?」
裏「不思議な事に、さっきカドルスが言っていた事は大体あってる、仲の良い友達や学校の卒業生達が金庫にそれぞれ大切な物を入れてそれを埋めて、10年ぐらい経ったらそれを掘り返して昔を懐かしむ事だ」