おそ松さん

□気持ち良い事させて
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「ねーねーカラ松ぅ」

鏡を見ているカラ松の背中におそ松は自分の体をのし掛かるように寄り添ってきた。 

「ん〜?何だぁ、おそ松?」

「セクロスしたい」 

「ブフゥゥ!!!な、何だいきなり、なぜそんな危険な発言するんだぁ?」  
一瞬取り乱したカラ松だが髪をセットし直すと質問をする。 

「おそ松、何で今したいんだ?」

「だってよぉ、お前最近避けてるし、シても途中で辞めちゃうから満足出来ないんだもん」

プイッとそっぽを向くおそ松にカラ松は眉間のシワを寄せる。

「そ、それはなぁ、お前が負担しないように俺は気を使ってるんだ、分かるか?」

「変な気の使い方なんかしなくて良いよ!俺達付き合い長いのにお前は未だにヘタレだしセクロスも下手くそだから、だから嫌いなんだよ!!」

「っ……!!おそ松…お前…」

おそ松から強く言われるとカラ松は相当ショックを受けたのか、悲しいオーラを放って頭を下向いておそ松から目を背ける
流石に言い過ぎたと感じたおそ松は優しく声を掛ける。

「ご、ごめんカラ松…俺、言い過ぎちゃったよ、だからさ…」

「良いんだ良いんだ…俺はどうせヘタレだしセクロスも上手くいかないんだ…放ってくれ…」

涙声でとぼとぼと歩いて行くとカラ松は部屋から出ていってしまった。

「…………あー!俺のバカバカ!!仲良くするつもりが泣かせちゃったよぉ…、アイツ悲しむとネチネチ続くから質が悪いんだよなぁ…、あっ、そうだ!!」 
   
何かを閃いたおそ松は部屋から出るとどこかへ出掛けて行った。















「ふー、良いもんめっけたぜ」

帰ってきたおそ松が手にしている物は快夢(かいむ)の楽園と言う薬で、デカパンが作った物らしく寝る前に自分が飲むと好きな相手を自分の夢の中に入れると事が出来ると言う薬品だ。

「これで邪魔される事も無くセクロスが出来るから完璧じゃん!」

ニヒヒと笑う姿は悪魔その物でおそ松は誰にも分からないよう自分の机の中に大事にしまい、寝る時間を待った。















  
「……む、ここは…って、何だここは!?」

カラ松が目を覚めると目を見開いた、見知らぬ部屋なのだが、薄暗い証明で照らされ自分はベッドの頭辺りに両手を手錠をかけられて身動きが出来ず、横にはXと言う形の張り付けや怪しい大人の玩具がゴロゴロと転がっている。

「くぅぅ…何と言う事だ、これは悪夢なのか?何故俺は縛られてるんだっ…!」

カラ松は歯を食い縛って手錠を外そうと腕を動かすがビクともせずカラ松は悔しそうに動かすのを辞める、するとカラ松の耳元から笑い声が聞こえる。

「よ〜こそ、俺の夢の中へ〜♪」

カラ松の目の前にボフンと煙の中から現れたのはおそ松で、何故か彼の頭には黒い角が生え、コウモリみたいな羽や悪魔みたいな尻尾まである。

「お、おそ松っ!?これはどういう事だ!?全部お前の仕業か!!?後何だその格好は!!?」

「そう何個も聞くなよ!これは全部俺の夢の中なんだよ!」 

おそ松のざっくりとした説明にカラ松はハ?と呟きポカンとしている。

「な、何だそれは?」

「デカパンに頼んでお前を夢の中だけでも良いから体が寝てる間にセクロスが出来るようにしたんだよ」

「…それはつまり…何なんだ?」

「だーかーらー!お前を負担させず邪魔者がいない世界で愛を深めたいだけなんだよ!言ってる事分かるか?」

「お、おそ松…そこまで考えてたのか…!しかし俺を縛る事はないんじゃないのか?」

「んー、それは俺がやってみたかっただけ♪んでもって俺は今夢魔なんだし…」

無邪気に笑いカラ松の顔の近くに寄り添うといきなりカラ松の唇にキスをする。

「んっ!?/////」

「んぅっ…はぁ…ひぅっ…」

おそ松はカラ松の頬を支え、ピチャピチャと音を立てて舌で口の中で絡み合う。

「はっ……あぁっ…」

「んむっ…ぅ…あっ…」

ある程度キスを終えて唇を離すとおそ松の唇の端から唾液が溢れ、ニヤリと笑みを浮かぶ。

「はぁ…良いキスだった…♥」

「ふぅ…お、おそ松…、お前…」

カラ松が何かを言いかけようとしたがおそ松は唾液を指で拭いカラ松のパジャマのボタンを全て外して首筋を手でなぞる。

「お前って意外と筋肉あるんだなー…この首筋と胸板好みだな♪」

首筋を舌で舐めてはチュッと軽い音を立ててキスをしていき、カラ松はくすぐったさと恥ずかしさで片目を瞑って必死に耐える。 

「っ……いでっ…」

「かぷっ…んふふ…キスマーク残してやったぜ♥」

軽く歯を立って噛みつき、胸板や首筋にはあちこちに赤い痕が付いてるのを見てカラ松は顔が赤面になる。

「お前…こんなの弟達に見られたら…!」

「あぁ、安心してよ、現実世界では残らないから、ちょっと惜しいけどな…」 
 
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