おそ松さん

□知らない人に注意
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「……わっせ、わっせ!」

十四松は川原の通りをジョギングをしていた、いつもの黄色いパーカーに下は短パンに見える海パンで靴はスリッパの格好をしている、端から見れば子供のように見えるが実際は20を過ぎた良い大人なのだが…。

「ふー、良い汗かいたぁ!えっとお金お金…」

近くの自販機の前まで通って十四松はパーカーのポケットに手を突っ込んでお金を探すが、中に入ってるのは時々公園で集めるドングリしか無かった。

「あーぁ…ドングリしかないや、しょーがない、家に帰ったらジュース飲もうかな!」

諦めて自販機から離れようとした時、背後から見知らぬ人物が十四松に声を掛ける。

「ねぇ君、お金が無いんだね?」

くるっと十四松が振り替えるとそこにいたのは黒い鞄を持った少々ガタイの良い中年の男性で十四松は首を傾げながらそうだよと答える。

「良かったらおじさんのコーラあげるよ」

「ほんとにっ!?あ、でも知らない人から物貰っちゃダメってチョロ松兄さんに言われてるんだった…」

「チョロ松?……あぁ!その人ならおじさん知ってるよ!」

中年の男性は知り合いだと嘘を付くも十四松は信じてしまい、嬉しそうな顔をする。

「なぁんだ知り合いなんだぁ!じゃあコーラ貰っても良いかな?凄く喉渇いてるんだ!」

「ああ勿論だとも!はい、どうぞ」

鞄からペットボトルのコーラを十四松に渡すと十四松はありが盗塁王!と謎のお礼を発した後十四松はコーラをグビグビと飲む。

「んぐんぐんぐ……ぷっ、はぁー!!あー美味しかった!!」

腕で口元を拭って全てコーラを飲み干すと近くのゴミ箱にペットボトルを捨てる。

「おじさんありがとう!ご馳走さま!チョロ松兄さんにおじさんの事言ってあげるね!」

「あぁ…どういたしまして…」

手を振って別れを告げる十四松に男性も手を振るが表情はどこか企んでるような笑顔にも見える。

「またジョギングの続きをしよう……あれ…?何だか…眠気が…」

体がフラッとふらつき男性は十四松の体を抱えて心配そうに声を掛ける。

「大丈夫かい?歩けない?」

「う、うん…何か眠くなってきちゃって…」

「そうか…じゃあおじさんの家においで、休ませてあげるよ」

「うん…ありが………」

お礼を呟こうとした時十四松は眠ってしまい、男性の体に添って倒れる、眠った姿を確信した男性はニヤリと薄笑いを浮かべる。

「ふふっ…上手くいったな…」

男性は十四松の体を抱き抱え、自分の家のアパートへと向かった。











「っ……ここは……?」

うっすらと目を開けると古びた内装の部屋に自分は布団の中にいる、十四松の頭はボーッとしていてまだ頭が冴えていないようだった。 

「あ、気がついたかい?君眠っちゃったからおじさんの家にいるんだよ」

「そ…なんだ…、でももう帰らなきゃ…」

頭がぼんやりとしたまま十四松は布団から出ようとするも上手く立ち上がれず、男性に引き留められる。

「あまり無理して動かない方が良いよ、ゆっくりいてもおじさん構わないからね」

「う、うん…分かった…」

優しく言われて十四松は再び布団に入ると男性は十四松に質問をする。

「ねぇ、そう言えば君の名前は何かな?」

「僕…十四松…だよ…」

「十四松君、かぁ、おじさんと仲良くしてね…」

男性はうつ伏せで十四松の姿を近くにやって顔と体を舐めるように見つめた後十四松の唇を指でなぞる。

「十四松君って可愛いなぁ…、唇もぷにぷにしてるし太股も良いし…」

十四松の太股を優しく撫でて、唇をベロっと舐めると十四松は顔をしかめて口を開く。

「いやっ…おじさん…」

「ん?何が嫌なんだい?」

「口と太股…触っちゃやなの…」

「そうかぁ、おじさん君みたいな子が好きだからこうして触れるのは好きなんだけど…」

少し悲しそうに言われた十四松は悪いと思ったのか男性に申し訳なさそうに謝る。

「ご、ごめんおじさん…知らない人に触られた事無いから分からなくって…」

「…ふふ、良い子だね十四松君、でもおじさんは今日から友達だから知らない人じゃ無いんだよ?」

今初めて友達と聞いた十四松はやや混乱しつつ男性は十四松の頬にキスをする。

「ん、…ふ…あぁ、やっぱりほっぺは柔らかいなぁ、こっちはどうかな?」

「えっ…お、おじ…んっ…!」

頬にキスした後男性は十四松の唇に食らいつくようにキスをし、十四松は嫌がるように足を小さくバタつかせる 

「んんっ…!んぅぅ…!」

「ふっ…ん…ぷはぁ…十四松君の口、とても甘いね…」

「はぁ…はぁ…おじ、さぁん…」
 
キスを終えて十四松が息を切らして恍惚な表情をする、口の端から唾液を垂ていると男性は舌で唾液を舐めとる 

「んっ…、キスしただけなのにこんな表情するなんて、本当に可愛いなぁ…」
 
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