eleven

□バナナ様が降臨なされました
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1人埠頭でたたずむ男の子が居た

そいつの名は不動明王

スキンヘッドに近い髪形をしているがハゲではない

「…遅いな…」

「待たせたな」

「おぃおぃ、真・帝国のキャプテンに挨拶ぐらいしろよなァ」

「…お前ならどうせ知っているだろう?」

「まァな」

「下らない会話をしに来たんじゃないぞ、俺たちは」

「悪ぃ悪ぃ、あの事だろ?わァってるよ…」

こいつ等は鬼道ちゃんの居た帝国学園から引き抜こうと思っている佐久間と源田

変態な奴らだからこそ、声かけてきたって感じなんだけどな…

「そうそう、お前ら鬼道ちゃんの色んな表情が見たくて話に乗ったんだろ?」

「「…ま、まぁな」」

うっわ、マジでただの変態じゃん!?

「…ククク、それならいい方法知ってるぜェ…?」

「その方法は…?」

「あの技使うようになれば、分かってくるさ…」

「あの技って…あの禁断の技か!?」

「分かってんじゃん♪流石、キングオブヘタレもとい源田」

「なっ!何故その名を…!」

「俺が教えた。ついさっき電話でな!」

「佐久間ァ!?てか、笑顔で言うな、笑顔で!」

「…バナナくれ。そうすれば、何でも教えてやるよ…」

2人の目つきが変わった

その時に不動がニヤリ、と笑った事に2人はまだ気づいていなかった


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