いち

□医者と患者
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「あのっ…先生っ」


少しきつく抱きしめすぎたのか苦しそうな名前の声がする。




腕を緩めると、頬が上気した名前が微笑む。



「ありがとう…大好きだから‥」


『うん…』


「秋雨が大好きだから」


そう言ってまた抱きついた。




『私も、愛しているよ。名前…』





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