いち

□続・ツンデレラ
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夏姫とベジータ姫が帰った後の城…




「名前王子っ!!ご無事ですかっ!!」


「王子をズタボロの雑巾みたいにしやがって許せねー!!」







「う…うん、白鳥。あとキサラは何か違うよ…」





執事の白鳥とメイドのキサラが名前を隠れていた柱の上から下ろす。





「ほらキサラ、名前王子にそんな言い方してはいけませんよ?いくら照れるからといっても」



「なっ…!!」←図星



「白鳥っ、上司のアタシにそんな事言っていーのかよ!!」




「今はこういう役ですので。」



シレッと答える白鳥。



「だーっ!!テメェも許さねえ!!つかお前本編の中の中世みたいな服やめろっ!!きもい!!」




「ここでそれを出しますか!?あの赤いヒラヒラは私の大切なチャームポイントとしてしっかりと機能しているのです!!馬鹿にしないで下さい」


「やんのかこのやろ…」


「いいですとも」





2人の間にどす黒い殺気が湧き上がる。



「ちょっ!!2人とも!!」

「おやめなさい」



名前が止めようと声をかけたとき優しげなテノールが響いた。




「「ゲッ…」」




現れたのは使用人頭を勤める岬越寺秋雨執事長だ。




2人を笑顔かつ真っ黒いオーラで黙らせる。



「名前王子、ご覧になって頂きたいものがあるのです」



「何でしょう」



秋雨は手に持っていた二つの袋を名前の前に差し出した。



「これは?」


「階段に落ち着いていた落とし物です。何故かどちらも片方の靴ですが…」



ガサゴソ




「…こっちの白いのはベジータ姫の戦闘靴だ‥。焼却炉でいいや」



「御意」



「もう一方は…」



ガサゴソ



ガッターン








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