short
□L
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朝起きたらすること。俺はリンのリボンを結ぶ。リンは俺の髪を結う。
いつからか始まった朝の日課だ。
「ほら、レン早く!!」
「はいはい」
リンの前で頭のリボンを丁寧に結ぶ。何回も繰り返す朝の日課にはもう慣れた。リンはまだ慣れないらしいけど。
正直、毎回リンは目を閉じているのでキス待ちしているみたいで緊張するんだが、それは内緒だ。
けど慌てて赤くなるリンは可愛いから、言っちゃってもいいかもしれないな。
まあ、そしたらこのリボンを結ぶという行為ができなくなるかも。それは嫌だから黙っておこう。
他の時に見ればいいし。うん
今度はリンが俺の髪を結ってくれる。
けど途中で手が止まった。
「……リン?」
「えっ、何!?」
「どうかした?手、止まってたけど?」
「な、なんでもないから!」
そういってパパッと結んで、愛しい手が離れていってしまう。
リンを見ると頬がほんのりと朱に染まっていた。
「よし、朝飯食べに行くか」
「そうだね!!」
そしてリンの目の前に行く。いつの間にか、顔がにやける。
そのまま耳に口付けるように言った。
「リン、赤いよ?」
この朝の時間は二人だけの空間なんです。
レン君ver
この様子をカイトとかミクが見ててからかってレンに返り撃ちにあうと面白い(笑)
レンがとにかくリン好きならいい