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□漆黒の夜空
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「何でキミは生きて、呼吸をして、いるの?」

静かな夜に、゙彼"の声は響いていって、そのまま世界に吸い込まれるようにして消える。

フェンスで囲まれた、学校の屋上は昼と違い、ただただ不気味で。星のない夜空は、まるでブラックホールのようで、見るだけで恐怖が込み上げる。

「何で僕は、生きているの?」

幾度となく聞いたその言葉。
リンはいつの間にか耳を塞いでいた。けれども彼、レンの声は手のガードなど簡単に擦り抜け、リンに絶望を与える。


いつから……、いつからこうなってしまったのか。


「……レン、どうして」
リンの言葉も同じように静寂に掻き消されてゆく。


レンは一歩フェンスに近付き、リンを見た。


「今、このまま生きていたら、リンは僕のことを見てくれないから。僕が死んだら、いつまでもリンの中に僕は残るよね?」

──それは。

それはなんと残酷であろうか。

ずっと縛られるのだ。心が。


「私は、そう思わないよ……思えない」


その呟きは、レンに届いたか。














***


なんちゃって病んでる話

死んでリンの中に自分を永遠に残そうとするレンと
そんなレンを生かそうとするリン

気付いたことが一つ
私には書けませんですorz

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