short
□あなたを想う歌
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「今日はね今日はね、こんな曲を歌ったよ!」
それは僕達にとっての、所謂日課である。
『今日歌った歌を言う』
僕もリンも一人で歌うことが多いから、どちらかが歌った歌を一緒に歌ったりする。
その日、リンが録ってきた曲
それは恋の歌だった。
リンの小さな口から流れ出るその曲は、とても切ない恋の歌で。
「リン?」
歌い終えたリンの頬は涙で濡れていた。
「どっ、どうした?悲しいことでもあったの?」
「違う…の」
リンは俯き加減に言った。
「なんだか…ね、この歌を歌っていたら切なくなってきて……。そしたらレンを思い出して、すごくすごく恐くなったの……」
涙目で此方を見上げてくる彼女に、場違いながら綺麗だと思った。それと同時に愛しさが溢れ出てくる。
いつの間にか僕は、リンを抱き締めていた。
「バカだなぁリンは。僕はリンを離したりしないよ」
「レン……」
だって、こんなに好きな女の子を手放すもんか。リンの全てが好きだし、きっとリン以外なんて考えられないに決まっている。
「私もレンのこと、絶対に離さないよ」
そう言った彼女の額に、そっとキスの雨を降らせた。
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なんだか甘い雰囲気になってしまった!
いや、軽く暖めていたネタをここで出してみましたが
なんかてきとう
レンは大体俺って言わせていましたが
初めての僕言いレン楽しいですね(*^^*)