ぶん。

□愛 様
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 私は王女。彼は召使。

 何故かよく似た容姿に声にいつの間にか惹かれていたのかもしれない。


 でも私は我儘で、レンを困らせてばかり。


 けどそんな時間もお仕舞い。




 そうね。
何もわかってなかったのは私の方。

ただ優雅に踊らされるだけの人形だと気付いていたはずなのに。



 こんな私に貴方はまだ優しい言葉をかける。



 私が悪いのなら、私が全ての元凶ならば。どうか最後まで私に我儘を言わせて頂戴?



ゴーンと教会の鐘が鳴った。






「あら、おやつの時間だわ」











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