サイエンス☆レボリューション
□始まり
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ガラガラと、
教室のドアが開き、転校生が入ってくる。
「あの、先生・・。
みんなのテンションを上げてくれるのは
ありがたいのですが、
僕の顔を見て、
[あ・別に
そこまで言うほどのものでも無ェ〜]
みたいな
テンションの下げられ方されたら困るし、
僕も男なんで
カワイイとか言われても嬉しくないし、
禁断の恋って、
簡単にいったらホモじゃないですか!
アリなわけがありません!!
そして僕は巨乳好きでもありません。
先生、
そろそろクビになるのじゃないでしょうか?
今年あたりでクビとか・・。」
転校生は長いツッコミを
噛まずに性格に早口で言うと、
さり気なくに
先生への嫌味と文句も一緒に言う。
これももちろん、
低リアクションで、
面倒臭そうな顔付きのツッコミ。
「キャー!カッコイイー!!」
とテンションを上げる女子達。
「何?結構可愛いけど、
禁断とかマジでアリじゃ無ェの?」
と、テンションを上げる数名の男子。
「えー、巨乳はタイプでは無いそうです。
柳 和樹(やなぎ かずき)です。
あーでも、
巨乳女子のみんなは落ち込むなよー。
性格でオトしていけ。
騙すんだ。優しい感じを装って。」
「それで多分オチる!」
と付け加えて先生が言う。
どこまでふざけた教師なんだ。