ゲームＧＡＭＥ★Ⅰ
□ゲーム開始する・・？
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「ぅうおおおおおお！！！
おっちゃん、
コレがあのCMでやっていた新ゲームか？」
竜牙がお店のレジにいるおじさんに尋ねる。
「ああ、
新発売の『ゲームGAME』とは
コレの事よぉ！！」
レジのおじさんは親切に答えてくれる。
「ぅおっしゃぁあああ！！
ついに手に入れたぜ！『ゲームGAME』！！」
竜牙はテンション高く喜びの声を上げる。
「ありがとな！おっちゃん。
発売日の一日早く売ってくれて！」
竜牙は嬉しそうに笑いながら、
ゲームを片手にお礼を言う。
「いやいや、
天皇様様の息子さんが
直々に来てくれているんだ。
売らないとは言えないだろ。
それに、
新発売のゲームが来るたびに
ウチの店で一日早く買いに来られちゃぁ、
もう慣れっこだよ。」
おじさんは
竜牙の頭をバシバシと叩きながら笑顔で答える。
「じゃあ、
早速家に帰ってゲームするからよ、
クリアしたら教えに来てやるぜ！」
竜牙は手を振り叫ぶと、
すぐに後ろを向き家に帰る。
「説明書は要らねェのかぁ？」
と叫ぶおじさん。
その声に竜牙は振り返る。
「そんなの要らねェよぉ、
オレはゲームの天才だからなぁ！」
と返す竜牙。
「今回のは難しいかもしれないぜぇ～。」
と、おじさんの声。
「余裕、余裕～！」
竜牙はそう言うと、また、
家に向かって走り出す。
途中、レジのおじさんが
「おう！もう来るなよ！！」
と嬉しそうに叫んでいた。