ゲームＧＡＭＥ★Ⅰ
□まぁ、オレだって試験とか簡単だケドよ！
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「着いた、着いた！
ここが試験会場かぁ！」
竜牙は、
試験会場に着くなりそう言うと、
指をならした。
「よーっし！一番始めに合格してやるー！」
竜牙は、
両腕を上げながら言うと、
「モンスター、どこだー？」
と叫び、モンスターを探し始めた。
『グォォオオオオオオオ！！！』
とても大きな唸り声が聞こえる。
「なんだ！？なんだ！？モンスターか？」
竜牙は、
とても嬉しそうに言って、辺りを見回した。
「ぅぉおお！モンスター発見！！」
竜牙は目を輝かせてそう言うと、
モンスターのもとへ走っていった。
「おお！めちゃくちゃでかい！」
そう言うなり、
高くジャンプして、
モンスターの顔面を蹴りつける竜牙。
『ググ ガァアアァァアア！』
すごい唸り声を上げて
後ろへ倒れるモンスター。
モンスターは、
尻餅をつき、すこし痛そうにしている。
「言っておくけどなぁ、
オレはめちゃくちゃ力が強いんだぜ！
兄様だって
オレに一回も腕相撲で勝ったことが無ェんだ。
剣術だったら、
オレが一瞬で負けるけど・・。
でも、
オレに力で勝てるヤツはこの世にいないんだぜ！
たとえゲームの世界でも
オレに勝てるヤツは存在し無ェ！！！」
「モンスターにだって負けないぜ！」
と言って仁王立ちする竜牙。
その強い力は、バカ力とも言うだろう。