サイエンス☆レボリューション
□始まり
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「あ〜、おいお前等、席につけ〜。」
先生の間の抜けた声が教室中に響く。
クラスが静まる。
「なんか、転校生が来ます。」
(この先生、なんかふざけてないか?)
と思いつつも、
教室の前の廊下で待機する転校生。
「センセー、女の子ですか?
男の子ですか〜?」
クラスの女子が手を上げて質問する。
「男の子です!」
先生が言う。
(ちょっと待て!!
僕、♀だから!!♂じゃないし!)
と、
転校生は叫びたくなる
が、ココは我慢だ。
「ヤッター☆」
両手を挙げて喜ぶ女子。
興味無い表情を装いつつも
視線がドアにいき明らかに興味津々の女子と
みんなさまざまだ。
でも、喜ぶ女子と反対に、
男子のみんなはテンションを下げる。
「先生!
その転校生はめちゃくちゃカッコイイですか?」
一人の女子が質問する。
「ゴメン、
めちゃくちゃカッコイイ事は確かなんだけど、
♀だから。♂とか嘘だから・・。」
(カッコイイってなんだよ!
♀だから!
カッコイイイイとか言われてもあんまり嬉しくないし!)
心の中で、
低リアクションでつっこんでいる転校生。
たしかにショートカットでボーイイシュなところがカッコイイとも言える部類だと証明している。
だが、可愛く無いわけでもない。
「先生!カッコイイ女の子という事は、
禁断の恋とかいうのもアリなのでしょうか?」
質問する女子。
(アリなわけ無ェじゃねぇか!!レズって事だろ!)
またつっこむ転校生。
もちろん低リアクションで・・。
どうやら彼女は、
ノリの悪いツッコミタイプのようだ。
「アリです!!
ちなみに彼女は巨乳好きです!」
そう、先生が言った時だった。
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