とある世界の元素使い

□設定
1ページ/2ページ






本作の主人公    

天乃 嵩(あまのしゅう)
        
年齢:16歳

性格:困っている人を見かけたらが放っておけずに手助けをする優しい場面もある。
基本的に思った事は口に出してしまう。
そのため女の子からは勘違いされがちな事が多い。
どんな状況でも決してあきらめる事を知らない。無謀とも無鉄砲とも取れる。

『元素の剣』を出してからの24時間は常に不幸が付き纏ってしまう、ある意味特質な不幸体質持ち。
友達が傷つくのが見たくないという理由で、彼は何事も『一人』で抱え込み、『一人』で全て解決をしようとする悪い癖がある。

口調:親しい人間(上条当麻や里奈、インデックス)には柔らかい口調『〜だよね。〜だよ?〜の?』などと話すが、それ以上でもそれ以下(御坂美琴や白井黒子)でもない人間にはぞんざいな口調『〜だろ?〜だ。〜か?』などだ。

記憶を失ってからは、戦闘時や激怒している最中は人が変わったような口調になる。『ふざけるな!!』『これ以上僕の身内に手を出してみろ・・・・・・殺すぞ』など。


能力名:元素使い(エレメンタルマスター)レベル5の第八位(表上は八位だが学園都市上層部と暗部、そしてアレイスター・クロウリーは特別枠扱いをしている)

最大の武器:『元素の剣』(エレメンタルソード)=流星に撃たれた後扱えるようになった、どんな異能の力も無効化してしまう剣。

普段は表に出ていないが、左手と右手を合わせ、右手で左手を引き抜くようにすると、『元素の剣』がその手に握られる。

インデックスを救う際に剣が折れてしまう。"聖人"であり魔術師の神裂の手により加工され、ペンダントの形になって戻ってきた。

戦闘技術:記憶を失う前はステイルには勝利できるほどの力はあるが、『聖人』の神裂には歯が立たないほど。
だが記憶を失ってからは『元素の剣』と『元素使い』を応用・複合して数々の敵を倒していく。

格闘技術:御坂美琴との一騎打ち(本編2巻)では、電磁波を自在に操る能力が効かない事を美琴は知っていたため、身体能力、格闘技術が共に高い美琴に肉弾戦に持ち込まれるも全て受け流すか避けている場面があった。

アイテム戦(本編4巻)では絹旗とフレンダの息の合った近接攻撃に押されるも、里奈が助っ人に来るまで持ち堪えられている事から御坂美琴よりも高いと思われる。

また、麦野との戦闘では原始崩しを放つ前に一気に間合いを詰めるほどの脚力で肉弾戦に持ち込み、原始崩しを撃たせない戦い方をしている。

一方通行戦(本編5巻)では、能力・格闘技術・身体能力をフルに使用するも、レベル5の頂点に立つ一方通行には後一歩及ばなかったが、乱入した上条当麻との連携によって倒す事に成功した。


身体能力:美琴やアイテムとの戦いから分かる通り、普通の男子高校生にはありえないほどのスペックを持っている。
しかし能力を使いすぎると反転(リバウンド)を起こり、脳が締めつけられる痛みと共に口から大量の血を吐き、一切の身動きが取れなくなる(これは里奈が最も恐れている事)。
里奈や冥土帰しはこれを『元素切れ』と呼んでいる。
木山と幻想猛獣戦後に元素切れを佐天涙子、一方通行戦に上条当麻に見られている。(ここから心配した上条が天乃と共に魔術戦に加わっていく事になる)。



主人公の記憶を失う前の備考:学園都市にやってきたのは七歳の時。
当時は『電撃』のみしか扱えず、レベル1だった。
家族との"約束"を果たすために努力を続けた結果、次第に能力も向上していく。
順調に能力もレベルも上がるが、とある日に"災難"か"不幸"がもたらしかのか、空から飛来した"流星"に体を打ち抜かれてしまう。(後に流星に撃たれた少年という都市伝説がこれで誕生する)
人間ならば間違いなく即死のはずだったが、どんな病気・負傷であっても患者を見捨てず、あらゆる手段を用いて患者を救うと言われる冥土帰しの『負の遺産』で一命を取り留めた。

しかし天乃は目覚める事はなく、植物状態に陥ってしまう。
この間に御坂美琴が筋ジストロフィー治療の研究に貢献しようとDNAマップを提供してしまう。
実は御坂美琴がDNAマップを提供する以前に天乃嵩にも声がかけられていたが、天乃は『いくら電撃を使えても、今の僕程度の力じゃ誰一人治す事ができない』と断っていた。
しかし流星に撃たれたその日に『身体検査』があり、レベル3認定された彼は『今なら少しは役に立つと思う』と返事をしておりDANマップを提供しようと研究施設に足を運ぼうとするが、道中に流星に撃たれてしまう。
もし流星に撃たれていなければおそらく実験阻止工作に奔走する御坂美琴とは立場が逆になっていたと思われる。

時は流れ、二年が経過する。
奇跡的に植物状態から意識が回復した天乃嵩は9歳になっていた。
二年の歳月で衰えた身体を死に物狂いのリハビリで治して、退院できるようになったのは目覚てから1ヶ月後だった。(これにはさすがの冥土帰しも驚愕していた)

退院した天乃がまず最初にした事は、流星に撃たれる前に目指していた研究施設に行く事だった。しかし時は既に遅く、そこでは既に『妹達』が造られるための準備が進められていた。(ここではまだ天乃は御坂美琴の存在を知らない)

筋ジストロフィーの治療の研究に貢献する事を断念した天乃は、普段通りの生活に戻り始めようとするが、そこでまた事件が発生した。

時間割りの一環で能力を使おうとした天乃の能力が暴発したのだ。しかも天乃が使おうとした能力は"電撃だった"はずなのだが、どういう訳は暴発した能力は発火能力―――すなわち火を扱う事を得意とする能力だった。
制御もできず、全身を火だるまのようにした所で能力の暴走は止まったが、重度の火傷を負った天乃は再び病院に搬送される。この時の治療を施したのも冥土帰しである。

電撃を使おうとしたのに発火能力が発動した、と言う天乃に多重能力者の可能性があるのかもしれない、と告げたのは他でもない、冥土帰し本人だ。
そして実際に、天乃は冥土帰しの前でそれを証明したのが悲劇の始まりにすぎなかった。

その一部始終を偶然訪れていたアレイスター・クロウリーの直属の部下に見聞きされてしまい、冥土帰しが多重能力者の開発に成功していたと報告されてしまう。

当然、それを知ったアレイスターが黙っている訳がない。少しでも手順を短くするための駒として天乃を引き渡せと冥土帰しに命令をする。
しかし怪我を負った天乃を引き渡す事はできないと冥土返しは拒んだ。

その数日後、天乃が入院していた病院は学園都市の暗部に襲撃されてしまう。
冥土帰しの手引きによって命がらがら病院から逃げ切った天乃だったが、逃げ道を見張っていた狩猟部隊に善戦むなしく手足を銃で打ち抜かれ捕らえられてしまう。(この際に木原数多と遭遇したが、全く歯が立たずに敗北)

天乃が次に目を覚ました場所は、多重能力者を研究している特力研。ここで天乃は初めて一方通行と出会った。

その後は次々と一方通行と共に学園都市の暗部を転々としていく事になる。そして、一方通行と共に過ごしていく中次第に二人の仲が深まっていく。

だが13歳になり、一方通行と出会ってから四年が経過したある日、天乃の元に一通の手紙が届く。

それは学園都市にきて初めて送られてきた家族からの手紙で、来年から学園都市の学校に通うという里奈と、その視察のため両親がやってくるという知らせだった。

当然天乃は家族に会うべく、待ち合わせ場所に一方通行を引きずっていく。(この時点で一方通行は天乃の前では常時反射を切っている事が分かる)

結果、天乃里奈と一方通行はそうして出会っていたりする。

しかし、そこからが悲劇の始まりだった。

研究施設に急遽呼ばれた一方通行が席を外し(この時に一方通行は『絶対能力進化実験』の対象になる)、それを知らない天乃一家を襲ったのは、再び狩猟部隊だった。

家族を守ろうとする天乃だが、再び現れた木原数多に敗北して両親を目の前で殺されてしまう。里奈も絶体絶命だったが、寸前に戻ってきた一方通行が狩猟部隊を蹴散らして彼女は命を救われる。

だが両親を目の前で殺されたショックから天乃は無意識に能力を開放。閃光と炎の渦に巻かれ、それを止めようとした里奈の言葉でさらに自我が喪失して暴走する。

意識を失った天乃は、彼自身が扱った事のない『水・風・土』と言った能力で次々と破壊活動を行い始める(この時に天乃は『元素使い』に覚醒した)。

彼を止めるために一方通行が手を尽くすも、傷つけずに止めるのが困難だと分かり、一方通行は里奈の目の前で仕方なく全力で天乃を攻撃、瀕死の状態に追い込み、暴走を食い止める事に成功するも、他に手はなかったのか、と里奈に糾弾される。

一方通行は自分の力不足さを痛感し、再び暴走するかもしれない天乃を止めるための強い力を求めて『絶対能力実験』に参加。こうして悪夢の実験が始まる。(実験を止めろという天乃の声に耳を貸さなかったのも、全ては天乃のためであったのだ)









次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ