短い道

□とある姫の話2
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 ある小さな国。そこは笑いの絶えない国でした。
 しかし、そこの王宮に一人だけ笑えない姫がいました。

「楽しくもないのにどうして笑えるの?」

 冷たく姫は言い放ちました。
 ある日のことです。心配した王様が一人の道化を連れてきました。

 しかし姫は笑いません。

 その後、何人も何人も王様は道化を連れてきましたが、姫が笑うことはありませんでした。
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