短い道
□ふざけた赤ずきんちゃんの話
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昔々あるところに赤ずきんがいました。
赤ずきんはとてもとてもかわいくて,とてもとても良い子(?)でしたが,厨二病的発言をする子でした。
とてもとても病んでいて,自殺癖がある子でした。
ある日,赤ずきんのお母さんは赤ずきんに森に住んでいるおばあさんのところへお使いを頼みました。
「良い?赤ずきん。森には狼がいるの。狼がいても殺してなんて自分から行かないように。あと,崖があっても飛び降りないように。あ,あと,ロープと大木があっても首をつらないように。約束できるわね?」
「えー……。」
「えーじゃありません!!」
と,何とか赤ずきんを行かせました。
お母さんはすぐベッドの上に横になってしまいました。
おなかには二人目の子供がいるのです。
「男の子でも女の子でも良いから,あの子みたいな性格になりませんように。」
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